ラインデルス退場も逃げ切り。指揮官はチームスピリットに手応え
ミランは19日、セリエA第8節でウディネーゼと対戦し、1−0で勝利を収めた。パウロ・フォンセカ監督が試合後にコメントを残している。
ラファエル・レオンを先発から外したミランは、代役のノア・オカフォーが開始13分で大仕事をした。左サイドをドリブルで運んでトレクァルティスタのクリスチャン・プリシッチにつなぎ、右のサムエル・チュクウェゼにパス。ナイジェリア代表FWはこれを左足で決めて、サン・シーロ初得点を記録した。
29分、タイアニ・ラインデルスが相手の決定機阻止でレッドカードを提示され、キャリア初の退場となった。ミランは10人で1時間を戦うことになったが、虎の子の1点を守り抜いた。後半には途中出場のタミー・エイブラハムが肩を痛めて涙を流しながら交代するトラブルもあったが、大事な勝ち点3を手にした。
パウロ・フォンセカ監督のコメント
フォンセカ監督は『DAZNイタリア』と『スカイ』で試合を振り返っている。
「試合は2つに分かれていた。最初の30分よりも、残りの60分の方が満足している。これはチームのスピリットを疑っていた人への答えだ」
ラファエル・レオンについて
「あなた方からみて彼が出場しないのが不思議かもしれない。だが、これが普通でなければならない。レオンがベンチにいるのは普通ではないかもしれないが、私にとっては、優先されるべきはチームなんだ。ミランというチームはは、特定の選手よりも大事だ」
チームスピリット
「このチームの結束に疑問を持っていた人がいれば、今日その答えを得たはずだ。試合は30分までとその後で分かれていた。退場の瞬間までは、チームは個性とクオリティを示し、私が目指しているプレーに近づいていた。それ以降はチームスピリットで戦い抜いたが、それが普通なんだ」
「ウディネーゼは良いチームで、クロスを多用してきた。残りの60分の方が重要だったね。私はチームが一緒に苦しみ、ともに守る姿勢を望んでいる。すべての瞬間でこの精神を持って欲しい。今日は全員がチームのために犠牲を払ってくれた。ウディネーゼが同点に追いつくような内容でなかった。たとえ1人少なかったとしても、最も明確なチャンスは我々にあった」
「次はレオンがプレーするかもしれない」
「今日はオカフォーとチュクウェゼを選んだが、次はレオンがプレーするかもしれない。問題をつくらないでほしい。問題はないんだ。レオンはロッカールームで敬意を持っていたし、満足していた。それが一番大切なことだ。次の試合に向けて準備を進めるし、もしかしたらレオンがまた出場するかもしれない」