「ミスを犯した選手は責任を取るべき」
ミランは19日、セリエA第8節でウディネーゼと対戦する。パウロ・フォンセカ監督の会見の様子を『MilanNews』が伝えた。
サン・シーロでのウディネーゼ戦は近年拮抗している
「正直なところ、その統計は見ていない。我々がここでウディネーゼに勝つのがどれほど難しいかは知っていたし、それは明日も変わらないだろう。ウディネーゼは良いチームで、今シーズンは好スタートを切っている。非常に攻撃的で、良いプレーをし、非常にモチベーションが高い。我々が勝つためには最高のパフォーマンスを発揮しなければならないことは確かだ。試合は激しく、非常に難しいものになる」
代表ウィーク中の様子
「初日は良かった。誰とも会わなかった。あのような試合の後は怒っていたし、誰とも会いたくなかった。トレーニングに参加できる選手が多くなかったので、ミラン・フトゥーロの若手と一緒にトレーニングする機会を得た。代表選手たちは昨日やっと戻ってきたね。我々は普通にやることをした。フィオレンティーナ戦について話し合い、ウディネーゼ戦に向けた準備を始めた。これについてたくさんの質問があることはわかっている。昨日はフィオレンティーナ戦について話すことがとても重要だったが、今日はウディネーゼ戦についての話が多かった」
何について話したのか
「皆さんが考えること、そしてあの出来事の後に話題になるのが当然なこと、全てだよ。問題から目を背けるつもりはない。他のチームではもっと知られているかもしれないが、私は問題に対して真正面から向き合い、全員の目を見てきた」
あなたの静かなリーダーシップは外から誤解されるのか
「私のリーダーシップは見せびらかすものではない。私は俳優じゃないからね。言うべきことはすべてロッカールームで、面と向かって言う。問題があるなら、選手の名前なんてどうでもいい。私は直接チーム全体、またはミスをした選手と向き合う」
フィオレンティーナ戦で過ちをした選手を罰するのか
「明日になってみないとね。私からすると、どんな選手であってもチームより重要ではない。ミスをしたら責任を取るべきだ。チームスピリットに反することがあれば、それは難しい」
ロッカールームを掌握できていないという批判がある
「私は何も証明する必要はない。俳優ではないのだからね。今のサッカー界は目立とうとすることが求められているが、私は違う。初日からずっとこのスタイルでやっている。この質問は選手たちに聞いてみてほしい。私が初日から変わらずこのままかどうかをね」
タイアニ・ラインデルスは『少しずつミステルの指示を実行している』と語っていた。完成度はどのくらいなのか
「正直に言いたい。変化は難しい。いつだって難しい。我々は変わっているのか? そうだね。私も、自分自身も大きな変化だと理解し、もっと忍耐強くなる必要がある。変わるためにはもっと時間が必要だ。重要なことが少しずつ見えてきているし、続けていく必要がある。トレーニングの時間はあまりないが、少しずつ、私が改善すべきだと考える点で向上していかなければならない」
出場停止のテオ・エルナンデスの代役は?
「まだ決めていない」
これまではローテーションをしないと言っていた。いまは?
「いまは必要かもしれないね」
ユヌス・ムサとノア・オカフォー
「ムサはさまざまなポジションでプレーできる選手だと思っている。現時点ではウイングでプレーする可能性はないが、他のポジションでプレーできるね。オカフォー先発の可能性はあるが、まだ分からない」
ウディネーゼのカピターノは?
「私がここに来たとき、ミランにはすでに3人のキャプテンがいた。カラブリア、テオ、そしてラファエル・レオンだ。彼らはミランで最も多く試合に出ている選手たちだ。私はこのことに賛成か反対かは別として、それを尊重しなければならない。ただ、私が思うのは、このチームにはもっとリーダーシップが必要だということだ。誰がピッチに出てキャプテンマークをつけるかではなく、ロッカールームに2~3人のリーダーを持つことが重要だと思う。ほかにも、リーダーシップを共有できる選手がいると考えている。リーダーはキャプテンマークをつける人だけではない。ほかにも助けられる選手がいる」
トレクァルティスタにプリシッチ、右にチュクウェゼというのはできないのか
「そうだね。いまのプリシッチは右のワイドではなく、右のトレクァルティスタだ。あり得ることだろう」
マッティア・リベラーリに足りないものは?
「私は常に我々の若手を信じていると言ってきた。ヒメネス、バルテザーギ、ゼローリ、カマルダ、リベラーリ、クエンカ…、多くの才能ある選手がいる。ミラン・フトゥーロを設立して、若手たちに成長の場を与えたのは正しい選択だった。イタリアでは若手にとってこの移行期は簡単ではないね」
「リベラーリはレアル・マドリーやバルセロナとのプレシーズンマッチに出場した。あくまでプレシーズンマッチだが、彼が大きな未来を持つ選手だと確信した。謙虚に努力を続ければ、重要な選手になれる。いつかは分からない。ただ、彼は今週も我々と一緒に練習していて、素晴らしいクオリティを示している。彼は成長の道を進み続けなければならない。彼をトップに招集するには、適切なタイミングが必要だ。でないと、彼にとって難しくなる。いずれにせよ、明日は我々とともに行くよ」
●マッティア・リベラーリは何者? 「新たなフォーデン」? ミランが期待する17歳の魔法使い(2024/5/31)
エメルソン・ロイヤルの役割
「トッテナムではセンターバックとしてもプレーしていたし、さまざまなポジションをこなしていた。ここでは、守備的なサイドバックとして起用できると思う。それが彼にとってベストな役割だ。ただ、現時点ではその戦術を使っていない。プリシッチが中央寄りでプレーしているので、彼には攻撃参加してもらう。守備的なサイドバックが最適だというのが私は考えだ。このシステムでプレーできるか見てみよう」
アメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノ監督はプリシッチを早くミランに戻した。守られる必要があるとも語っていた
「彼が選手を解放してくれたことに感謝している。ポチェッティーノのその姿勢にはとても感銘を受けた。しかし、もしシーズン序盤のいまの段階で疲れていると言うなら、20試合後にはどう思うだろう? クリスは今、とても良い状態にあり、このシーズンの序盤で最も安定したプレーヤーだ。シーズンのこの段階で、疲労を口にするのはあまり意味がない」