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「2本はPKじゃなかった」。客観的な今どきのジャッジに不満の元ミラン主将

「審判にもっとサッカー的な解釈があれば…」とアンブロジーニが語る

元ミランのマッシモ・アンブロジーニが、『ミランコミュニティーTV』のインタビューで判定について語った。『MilanNews』が取り上げている。

ミランはセリエA第7節のフィオレンティーナ戦を1−2で落とした。この一戦では、ミランが2度PKを外したことと、そのキッカーがパウロ・フォンセカ監督の指示とは違ったことが話題になっているが、アンブロジーニはジャッジにも注目している。

「今のサッカーで気に食わないことが2つある。まず、ちょっと触れられただけで倒れる選手。そして分かりにくいルールだ。これらは少し関連していると思うんだ」

「ボールをキープしているときに、ほんの少し触れられただけで、KOパンチを食らったかのように倒れる。これをなくすには、審判にもっと裁量を与えて、サッカー的な観点で判断させるべきなんだ。審判は元選手ではないから、サッカーの動きや感覚を知らないこともある。そういった感覚があれば、今のように簡単に笛が吹かれる状況を防げるだろう」

「今のサッカーのルールは、どんな状況も客観的に判断しようとする。でも、ルールを厳格にしても、議論が減るわけではない。先週の試合がその証拠だ。審判にもっとサッカー的な解釈があれば、ルペルトのPKは絶対にない(パルマ対カリアリ。記事下部に動画あり)。でも、ルールに従えばPKになるから、そこでみんなが混乱するんだ」

「フィオレンティーナ対ミランの3つのPKのうち2つは、サッカー的な解釈なら全くPKではない。もし審判の判断が許されれば、現場はもっと混乱するかもしれない。もし我々が、審判がVARの助けを借りながらも、特定のプレーを自分の裁量で解釈し評価できると決めたなら、その時には、今以上に主観的な判断が出てくる可能性があるという事実を受け入れなければならない」

「テオがドドーへのファウルでとられたPKは、サッカー的には絶対にPKではない。しかし、ルール上はPKだ。同じように、ラインデルスへの接触もPKではない。コンタクトがあったがPKではない。私が審判だったら、絶対に吹かなかった。今のルールでは解釈の余地がないから、私やあなただってジャッジすることができるよ」

フィオレンティーナ対ミランのハイライト

セリエA公式YouTube

アンブロジーニが「絶対にない」と断言したシーン

セリエA公式YouTube

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