監督解任論が出る中、インテルに快勝したミラン
ミランは22日に行われたセリエA5節でインテルとのミラノダービーを戦い、2−1で勝利した。パウロ・フォンセカ監督が試合後、記者会見、『DAZNイタリア』、『ミランTV』でコメントを残している。『MilanNews』が取り上げた。
【ミラノダービー採点】
●決勝弾のガッビア「勝利は監督に捧げる。カギはFW陣」
●エイブラハム「インテルは良いチームだけど、今日のベストはミラン。言葉にできない」
グループがこの試合のキーワード
「そうだね、まさにその通りだ。ダービーで勝つのはいつだって特別なことだが、特にここ6回勝てていなかったからなおさらだ。今日はチームとしての団結が勝利につながった。難しい時期でも、我々は団結していた。何かを信じているときは、努力し続けなければならない。それをこれまで全員がやってきたんだ。シーズンは始まったばかりだし、まだまだ改善すべきことはあるが、今日の勝利は特に選手たちとファンにとって価値のあるものだ」
チームの試合へのアプローチには満足しているか
「よくやったと思う。改善できる部分があるということは、それだけ伸びしろがあるということだ。選手たちが、準備したことを常に実行しようとしてくれたので、とても満足している。今週は選手たちが素晴らしい準備をしてくれたし、その成果が今日の試合で見られた。全ての動きがチームとしてのプレーだった。もちろん、今日は特別な日になるが、明日からは再びバランスを取り戻して、次の試合に向けて準備を進める必要がある」
4-4-2をまた使うのか
「そうだね。ヴェネツィア戦からこのシステムを使い始めている。今日はモラタがタイアニがやっていたトレクァルティスタの役割を担ったけど、基本的なフォーメーションは同じだ。確かにフォファナを使って少し変えた部分はあるが、全体の構造はヴェネツィア戦のものを維持した。守備面でも改善が見られたが、最後の判断のところでミスがあった。インテルのようなチーム相手に重要なチャンスを逃すことはあまりないので、そこを改善する必要がある」
この勝利は勇気の結果か
「重要な試合だった。まず、ミランが長い間ダービーに勝てていなかったからだ。今の状況で、この勝利は大事だったと思う。選手たちは勇気を持って戦ったし、勝利にふさわしい内容だったと思う。最近のインテル相手に、これほど多くの問題を引き起こせたチームは思い浮かばない」
チームの態度と勝利はどこから生まれたのか
「基本的なフォーメーションは変えていない。何か特別なことをしたわけではなく、フォファナをセンターバックの間に置くというオプションを用意しただけだ。それ以外は全て同じ構造だった。モラタもタイアニがリヴァプール戦でやっていたのと同じ役割を果たしたにすぎない。選手が違うだけで、戦術自体は変わっていない」
モラタのポジションについては？
「モラタは、タイアニがこれまでやっていた役割をそのままこなした。違うのは、モラタがより前線に出やすいという点だけだ。でも役割と構造自体は同じだ。エイブラハムとの連係も良かったし、彼がしっかりと仕事をしてくれたおかげで、全体的に機能していた」
少なくとも今週は批判されないですね？
「私にとっては変わらない。何も聞かないし、見ないし、気にしていない。少しは自信を持てる週になるだろうが、私にとって重要なのは、選手たちが我々の考えを信じ、これまで通りに働き続けてくれることだ。今日は選手たちの勝利だよ」
パステイス・デ・ナタ（ポルトガルのお菓子）を持ってきてくれる？（※リヴァプール戦の前の会見で「リヴァプールとインテルに勝ったら差し入れると話していたことを受けて）
「チャンスがあれば、みなさんに持ってくるよ。ボバンさんにもね」
