フォンセカの手腕とイブラヒモビッチのカリスマに期待
元ミランGKのジーダが、13日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、パウロ・フォンセカのチームがセリエA開幕から3試合で直面する微妙な状況について語った。
セリエA序盤の結果についてどう思う？
「主にミランを追っていたが、やはりインテルがスクデットの最有力候補だと思う。質の高い選手とスタッフがそろっていて、継続性を重視しつつ、改善できるところはしている印象だ」
ミランについては？
「新監督の要求に応じて、プロジェクトに合ったベストな選手を集めようとした感じに見える。フォンセカはまだ就任したばかりで、もちろん時間が必要だ。夏のプレシーズンマッチで勝つことと、カンピオナートやUEFAチャンピオンズリーグで結果を出すことはまったく別物だ。みんな少し忍耐が必要だね」
フォンセカとセリエAの相性について議論がある
「フォンセカは賢明な監督で、セリエAのこともよく知っている。ミランのようなビッグクラブは、これまでのクラブとは違う重圧があるだろう。でも、彼が冷静さを保ち、自分の考えに基づいて進めていければ大丈夫だと思う。選手たちを信じていれば、良いシーズンを送れるだろう」
ズラタン・イブラヒモビッチがクラブにいることは助けになる？
「間違いなくね。ズラタンはミランというクラブを象徴する存在だし、彼がこのクラブに抱く情熱は誰もが知っている。イブラヒモビッチは絶対に負けたくない人間だから、彼の存在がロッカールームやスタッフとの接触において、ミランが常に勝利を目指す保証になるだろう」
ミランの新戦力で気になる選手は？
「アルバロ・モラタが面白いと思う。彼はイブラヒモビッチのように常にゴールを決める選手ではないが、それでも見せるべき技術的なクオリティは持っている」
ユヴェントスのチアゴ・モッタのサッカーについては？
「チアゴはボローニャで素晴らしい仕事をしていた。ユヴェントスの質の高い選手たちと、少し時間があれば、また素晴らしい結果を出せると思う」
イタリアのリーグが国際的には苦戦している
「確かに、イタリアには常に試合を決められるようなビッグプレーヤーがいない。キリアン・エムバペやヴィニシウスのような天才的な選手がいないのは残念だが、若手を育てて信じる忍耐が必要だね」
ラウタロ・マルティネスはバロンドールを獲れると思う？
「セリエAでもインテルでも代表チームでも素晴らしい活躍をしているが、個人的には彼より優れた選手がまだいると思う」
