ファンからブーイング、ポジション争いは激化…
ミランのダヴィデ・カラブリアは、微妙な立ち位置にいる。『トゥットスポルト』が11日、現状を分析した。
厳しい立場
ミランはスタートダッシュに失敗し、多くの人が批判の対象となる中、カピターノであるカラブリアもそのターゲットの一人となっている。
ミランは今夏のメルカートでエメルソン・ロイヤルを迎えた。これはパウロ・フォンセカ監督のリクエストであり、カラブリアのポジションは約束されていない。実際、ラツィオ戦ではカラブリアがポジションを譲っており、開幕戦で交代を命じられた際には、一部のティフォージからブーイングも浴びた。
契約延長
そのような状況の中、カラブリアは契約の最終年に突入している。現行契約は2025年6月末までで、まもなく契約更新の話し合いが始まる見込みだ。少し前の報道では、カラブリアの要求は年俸200万ユーロから400万ユーロへの昇給だったが、『トゥットスポルト』によれば、実際の希望額は250万ユーロとされ、ささやかな昇給で十分とみられている。
ミランとしては、彼の将来を保証するかは慎重な判断が求められるが、下部組織で育った選手を移籍金ゼロで失うリスクを避けたい考えがあるだろう。カラブリアはロッソネーラのユニフォームの重みを理解する数少ない選手でもあり、その点も交渉において重要な要素となる。