ピエール・カルルが右サイドバックに専念?
ミランは、ザルツブルクのストラヒニャ・パブロビッチの獲得に力を注いでいるようだ。14日、イタリア各メディアの報道が活発になっている。
パブロビッチの獲得についてザルツブルクと移籍金で隔たりがあるとされているミランは、エメルソン・ロイヤルの獲得を諦めることで資金を捻出するとした。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、エメルソン・ロイヤルの獲得交渉はトッテナムとの隔たりが大きく、ミランが適正とみている額とは1000万ユーロ近い差があるとしている。すでにエメルソン・ロイヤルとの交渉は大筋でまとまっているものとみられるが、トッテナムとの交渉を諦めて、パブロビッチの方に力を入れるとした。
エメルソン・ロイヤルを諦めることは、補強ポイントとされていた右サイドバックの強化を諦めることになるが、こちらは問題がないという考えもある。パブロビッチを獲得することで、ピエール・カルルをサイドバックに専念させるため、実質的に右サイドバックの人数も足りる算段だという。
『スポルトメディアセット』によると、ミランがパブロビッチ獲得に用意しているのは2000万ユーロで、最大でも2200万ユーロと考えている模様だ。しかし、ザルツブルクの要求は3000万ユーロでまだ差は大きい。
それでも、『スカイ』もこの補強にミランが本腰だとしており、「パウロ・フォンセカ監督が求めるDFに必要な全ての能力を兼ね備えている。アグレッシブでタフでありつつ、技術も高い。チーム内にいない特長のあるCBで、左利きというのも魅力」とした。
パブロビッチは、今夏のミランの目玉補強になるかもしれない。