イブラヒモビッチはガッリアーニ流? 新たな舵取り役はミランを成功に導けるのか

【写真】ph.FAB / Shutterstock.com

トップの右腕、「ミスターX」発言…。共通点は多い?

ミランは8日に新シーズンのスタートを切った。プレゼンテーションでは、幹部のズラタン・イブラヒモビッチも会見に臨み、報道陣の質問に答えている。『Calciomercato.com』は、ミランの元取締役で現モンツァCEOのアドリアーノ・ガッリアーニのスタイルに似ていると指摘した。

イブラヒモビッチは、ミランのオーナーであるレッドバードジェリー・カルディナーレのシニアアドバイザーという立場。シルヴィオ・ベルルスコーニの右腕として実質的にミランを動かしていたガッリアーニのポジションと似ている。

ガッリアーニが守ってきたルールとして、「買う前に売る」というものがある。ガッリアーニは補強について問われる度に、「誰かを買う前に、誰かを手放さなければいけない。様子を見よう」と定型句のように答えていた。イブラヒモビッチもミランでこの原則を破るつもりはないという。

ミスターX

「ジョシュア・ザークツィーは過去だ。我々には1人頭の中にある選手がいるが、名前は出さない。狙っている選手はいる」

現在のミランのメルカートで最も注目されているのは、FW補強がどうなるのかというところで、イブラヒモビッチは上記のように答えた。さらに、「FWは3人で、1人は我々が狙っているミスターXだ。ルカ・ヨビッチは我々の選手で、あとは監督が誰を必要とするか次第」と述べた。

この、まだ明かせない誰かを「ミスターX」と話すのも、ガッリアーニ・スタイルである。たとえば2011年夏、8月末にリヴァプールからレンタルすることが決まったアルベルト・アクイラーニもミスターXだった。ガッリアーニは加入が決まったとき、「ミスターXがやってきた。アクイラーニだよ」と獲得を宣言した。

ファンには理解を求める

新シーズンのスタートだというのに、ミランのサポーターグループであるクルヴァ・スッドミラネッロを訪れなかった。ザークツィーの獲得失敗など、補強の遅れに不満を持つファンは多い。

これを受けてイブラヒモビッチは、「彼らの情熱と期待は分かっている。ティフォージが勝利を求めていることは知っているし、我々も同じ想いだ。多くのカンピオーネたちもまだいないから、ウルトラスがいないのは理解できる」とした上で、「最終的には愛情の問題だ。我々は彼らを満足させるために取り組んでいる。少しずつなんだ。神は1日で世界を創造したのはなく、7日でそうした。我々はまだ初日だ」と語り、ミラニスタたちに我慢を求めた。

ベルルスコーニとガッリアーニ体制で大きな成功を収めたミランは、イブラヒモビッチの手腕でまたトップに返り咲けるのだろうか。イブラヒモビッチが新しいミランを創造できるのかに注目が集まっている。

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