4000万ユーロはあり得ない?
ミランは、ロメル・ルカクの獲得が難航しているようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が3日に状況を整理して伝えている。
チェルシーとの交渉
まず、チェルシーはルカクの移籍金を4000万ユーロに設定しているが、ミランはあり得ない額と捉えている。そのため、今後の値引きに期待しているようだ。
インテルは2022年に780万ユーロでレンタルし、ローマは2023年に580万ユーロでレンタルした。ミランは、今後数週間のうちに、同様の条件を引き出せた場合は獲得に動く可能性があるという。当然、8月末になればチェルシーが態度を軟化させる可能性は高まるものの、ミランはそこまで先延ばしにしたくない考えで、その意味でも交渉は困難を極めている。
ルカクのサラリー
ルカクの給料も、ミランにとっては問題だ。財政的に問題がないものの、ミランはきっちりとサラリーキャップを設定している。
ルカクは過去2シーズンで750万〜800万ユーロの年俸を受け取った。ただ、ミランはチームトップのラファエル・レオンで650万ユーロ+ボーナスであり、ルカクのような選手に対して例外を認めるつもりはないとされる。つまり、ルカクが減俸を受け入れるしかなく、こちらも解決すべき問題のようだ。
ミランのルカク獲得は連日報じられているものの、現時点で実現の可能性は低いのかもしれない。