ロメロ、トラオレ、マルディーニ、コロンボ、ナスティの状況は?
パウロ・フォンセカ監督を迎えたミランは、ジョシュア・ザークツィー獲得のほか、中盤補強やディフェンスラインの強化にも動いているが、レンタルされていた若手の去就も気になるところだ。『MilanNews』が21日に現状を伝えた。
ルカ・ロメロ
1月にスペインのアルメリアにレンタルで加入し、ラ・リーガで13試合に出場して3得点を記録した。ミランの意向は、完全移籍での放出か、完全移籍オプション付きのレンタル。2023年にフリーで加入しているため、いずれにしてもキャピタルゲインを得られる見込み。
チャカ・トラオレ
19歳のチャカ・トラオレは、シーズン前半戦にUEFAチャンピオンズリーグやセリエAでプレーした。その後、冬にパレルモにレンタルされ、セリエBで10試合に出場した。しかし、得点はゼロ。先発出場は1回のみで、パレルモは完全移籍オプション行使を見送った。
ミランに復帰したあと、まずはプレシーズンにフォンセカ監督のチェックを受けることになる。オファーは国内外からあるものの、新たに発足するU-23チームの一員となることもあり得る。
ロレンツォ・コロンボとダニエル・マルディーニ
モンツァへレンタルされた2人は評価が分かれた。ロレンツォ・コロンボはシーズン前半戦にレギュラーだったものの、後半戦はベンチを温めた。ミランは今夏の市場で売却を目指す。
ダニエル・マルディーニは、シーズン前半戦にエンポリで活躍できず、冬にモンツァへレンタル先を変更。モンツァでは定位置確保というほどではなかったものの、カンピオナートで4得点1アシストを記録している。モンツァはマルディーニを残したい意向で、レンタル延長か完全移籍での獲得を目指す模様。レンタル延長の場合は、ミランとの契約が残り1年となっているため、まずは契約を延長する必要がある。
マルコ・ナスティ
20歳のマルコ・ナスティは、セリエBのバーリにレンタルされ、6得点1アシストを記録した。次のステップは、セリエB上位かセリエAのクラブで経験を積むことと考えられており、レンタル先を探すことになる模様。U-23チームでセリエCを戦うことは現時点でなさそう。