ピオリとの決別でうまくいくのか
ミランは、ステファノ・ピオリ監督の後任にパウロ・フォンセカを選んだものとみられている。この決断はミランにとって正解なのだろうか。現時点では、賛否両論あるようだ。
かつてインテルなどを指揮したアンドレア・ストラマッチョーニは、『DAZNイタリア』の番組でこの話題に触れた。同氏はフォンセカの招へいがミランにとってポジティブだと考えている。
「フォンセカを選んだのは、勇気ある選択だと思う。セリエAを知っている監督で、経験も豊富だ。ティフォージの期待を大きく裏切ることはないと思う」
「ただ、ネスタやチアゴ・シウバ、イブラヒモビッチ、アンブロジーニみたいな偉大な選手がいたアッレグリの時代ではない。期待以上を目指すには選手個々の奮闘も必要になるだろう」
一方で、ネガティブな意見もある。リッカルド・トレヴィザーニ記者は『クロナケ・ディ・スポリアトーイオ』のポッドキャストで次のように話した。
「フォンセカは、(ローマの監督として)モウリーニョより悪かったわけではないが、良かったわけでもない。彼はやることなすことが不運に傾くタイプだ」
同記者は、スペツィア戦で6回交代カードを切ったことや、キャリアの中で大事な試合を落としていることにも注目している。その上で、フォンセカを「ポルトガル版ピオリ」と表現し、「私から見て、ピオリより劣っている。これからの4年間で、彼のもとでは、優勝1回に2位2回なんていう(ピオリと同等の)成績は残せないはずだ。書面にサインしてもいいくらいだよ」と述べた。