ミラノダービー終了後はコメントもSNS更新もなし
「ミランは沈黙を決断した」——。『スポルトメディアセット』が23日、このように見出しを付けた。
22日のセリエA第33節でインテルと対戦したミランは、1-2で敗れた。ミラノダービーで優勝決定は、史上初のことであり、ミランにとっては屈辱だ。
ステファノ・ピオリ監督が試合後の会見をパスするなど、ミラン陣営はライバルが歓喜する中、無言でサン・シーロをあとにしている。
沈黙というのは、その後のリアクションについてだ。例年、スクデットが決まると、それがライバルであろうと、クラブ公式メディアがSNSなどで祝福のメッセージを出すのが恒例だ。実際、国外のクラブからも祝福のメッセージは届いており、簡素なものだとしても、ユヴェントスもインテルのスクデットを称えていた。
だが、ミランの最後のSNS投稿は、ミラノダービーの試合終了を伝えるもので、そこから丸一日経っても次の更新はない。
同メディアは、2年前のインテルは違ったことを強調。「あのときにインテルは、『おめでとう、ミラン。今季は素晴らしいシーズンだった。また来季に会おう』と宿敵に拍手を送っていた」とした。
そうはいっても、このタイミングでインテルを祝福すれば、ミラニスタたちの感情を逆なですることは確実で、建前の賛辞よりも沈黙を選ぶのは当然かもしれないが……。