ボローニャにサレマーカーズを差し出す?
ミランが今夏の前線補強の本命をボローニャのジョシュア・ザークツィーに絞ったという。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が4日に伝えた。
オリヴィエ・ジルーの退団が濃厚とされるミランは、前線補強が確実な状況だ。これまでに複数の名前が挙がっているが、同紙はザークツィーに決めたとみている。
ザークツィーは、バイエルン・ミュンヘンに復帰するよりも、セリエAでプレーした方が自分の良さが出ると考えているとされ、ミラン行きに前向きだという。
そこでミランは、ボローニャとの交渉を進めなければいけない。ボローニャは昨年アタランタからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したラスムス・ホイルンドを参考にしているという。得点数はザークツィーの方が多いが、ホイルンドの方が若いため、市場価値は同等の7000万ユーロに設定しているという。
ミランは、昨年夏からボローニャにレンタルしているアレクシス・サレマーカーズの譲渡と5000万ユーロという条件で説得できると考えているようだ。
プレミアリーグ勢の関心も警戒すべきだが、ミランは大型補強に向けて動き出しているのかもしれない。
4000万ユーロで獲得できるのはバイエルン・ミュンヘンのみ
2022年にバイエルン・ミュンヘンからやってきたザークツィーは、バイエルンが買い戻しオプションを持っている。この件について、マルコ・ディ・ヴァイオSDが昨年12月に『ガゼッタ』のインタビューで説明していた。
同SDによると、4000万ユーロでザークツィーを獲得する権利があるのはバイエルンだけであり、そのほかのクラブとの交渉に関与することはない。その代わりに、売却時の移籍金の50%を支払う条件となっているようだ。