2022年のクラブ買収は偽装だった?
12日、ミランのオフィスをイタリア財務警察が捜査するという衝撃的なことが起きた。『ANSA通信』などが伝えている。
今回疑惑が浮上しているのは、エリオット・マネジメントとミランの関係性だという。2022年にクラブの株を完全に手放したはずのエリオットだが、実質的にはいまだにミランをコントロールする立場にあるのではないかという疑いが出ており、その事実関係を調査しているそうだ。ジョルジョ・フルラーニCEOと前任のイバン・ガジディスはFIGCの監督活動を妨害した疑いがあり、家宅捜索で書類やデータを押収した。
エリオットはこの疑惑を否定しており、エリオットの広報は「いかなる株式も支配権もありません」と『ANSA通信』を通じて声明を出している。
それでも、この疑惑が事実であると認められた場合は、FIGCからもUEFAからも処分を科される可能性があるとのこと。特にレッドバードはフランスのリールのマネジメントも担当しているため、ミランの経営にも関与しているとなれば問題になり得る。今後の動向に注目だ。