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ラファエル・レオンの得点力問題。カペッロはメンタル指摘も「一流こそ練習」

過去のスターたちの成長を振り返る

ミランは、ラファエル・レオンがゴールから遠ざかっている。ファビオ・カペッロが13日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、このテーマに触れた。

ラファエル・レオンは今季のセリエAで3得点しか決めていない。最後のゴールは第5節のエラス・ヴェローナ戦だ。カップ戦でのゴールはあるとしても、これはミランの10番としてあまりに少ない。

フロジノーネ戦とナポリ戦ではアシストを記録しており、コンディションは悪くない。それでも、決定機で決めきれないシーンも多く、ティフォージにとっては不安なところだ。

カペッロは過去の名選手たちを引き合いに出し、ラファエル・レオンの現状と改善すべきことを語った。

「レオンの能力面は議論するまでもない。だったら、メンタルだと言うしかない。今季のシュートは、自信のないFWの典型みたいになっている。シュートを打つ前に考えすぎてしまっているようだ。ナポリ戦は2-0にするチャンスをそれで逃した。ただ、テオ・エルナンデスへ出したパスを考えると、素晴らしいビジョンを持っていることは明らかだ。彼はアシストを楽しんでいるようにすらみえる。得点を決めなくても決定的な選手であり続けていることは良いことかもしれない」

「ピオリやコーチングスタッフがトレーニングでどうしているかは私からは判断できない。ただ、特定の練習が重要だと言えることは確かだろう。ジーコ、バッジョ、デル・ピエロのような選手であっても、練習後にシュートやフリーキックの練習をしていた。才能がある選手であればあるほど、それを修正するのはより簡単だ。すぐにでも改善を感じられるだろう」

「私はイブラのキックの姿勢を変えた。彼の足のサイズは46(EUサイズ / 30cmくらい)で、それを支える足が彼のシュートに合ってなかった。イブラはレオン同様、フィジカルに不足はない。意識のところを変えて改善した。そういえば、ボバンもそうだった。彼は高いボールを蹴るのがひどかったが、賢い選手だったから、立ち止まって練習を重ねて学んでいったよ」

「ファン・バステンがフリーキックの練習をしていることがあって、私は彼に『マルコ、助走に問題があるぞ』と伝えた。彼はそれを修正し、次の試合にはフリーキックでゴールを決めている。レアル・マドリーのときは、セードルフが練習でシュートを劇的に向上させた。そう、これは偉大な選手たちのことだ。才能あふれるカンピオーネたちであれば、すぐに良くなる。レオンはそのレベルにいるワールドクラスの選手だ」

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