モンペリエで好発進の若手が注目集める
今夏のセンターフォワード補強がまだ大きな成果を出していないミランは、1月に新たなストライカーを獲得する可能性があると言われている。最近注目されている一人、モンペリエでプレーするアコー・アダムスは、どんな選手だろうか。
プロフィール
アコー・アダムス(Akor Adams)
生年月日:2000年1月29日(23歳)
国籍:ナイジェリア
ポジション:FW
身長:190cm
これまでのキャリア
ナイジェリアからノルウェーへ
ナイジェリア人のアダムスは、2018年に母国ナイジェリアのジャンバ・フットボール・アカデミーというクラブからノルウェー2部のソグナルというクラブへ移籍した。移籍後すぐに活躍したわけではないものの、4年間の所属で公式戦56試合に出て16ゴールを挙げたという記録が残っている。
特に2021シーズンは飛躍の年となっており、リーグ戦26試合で10得点5アシストを記録。昇格プレーオフ進出に貢献した。
ノルウェーの強豪リールストロムへ
ソグナルは結局、2021シーズンに昇格できなかったが、ノルウェー2部でインパクトを残したアダムスは同国の強豪リールストロムに移籍した。2022年4月にノルウェー1部デビューを果たすと、このシーズンはリーグ戦で8得点を記録。翌2023シーズンはシーズン途中までの所属で15試合に出場して15ゴールを挙げ、夏にモンペリエへ飛躍している。
リーグアンで好発進
450万ユーロとされる移籍金でモンペリエに加入したアダムスは、リーグアンで好スタートを切った。開幕戦のル・アーブル戦でいきなり2ゴールを決めると、第2節はリヨン戦でもゴール。ここまで(※第12節終了時点)で全試合に先発し、ロリアン戦とトゥールーズ戦で2得点ずつ決めている。
プレースタイル
190cmの長身で、ヘディングでのゴールも多い。実際、『transfermarkt』のデータによると、ここまでのプロキャリアで挙げた51得点のうち、頭で13得点を挙げている。
ただ、フィジカルだけが武器ということではなく、足もとの技術と加速力に自信がある様子だ。右足でのゴールは21得点を数えている。
マメ知識
- ミランはすでにスカウトを派遣済み。ジェフリー・モンカダも高く評価している模様。
- モンペリエとの契約は2027年6月まで。
- 表記は「アコー」のほか、「エコー」「アコル」など。現時点では混在中。