年上妻との絆を語るミランのレジェンド
昨季限りで現役を引退したズラタン・イブラヒモビッチが、イギリス人記者ピアーズ・モーガンのトーク番組に出演し、11歳年上の妻、ヘレナさんとのなれそめを語った。その模様を『MilanNews』が取り上げている。
「金髪の女の子を見かけて、オレが近づいていったんだ。フェラーリで一発驚かせてやろうと思ったけど、むこうの結構な車を持っていて、無視されたんだ。なんとかお近づきになろうとしたけど、完全に無視さ。当時のオレはいまとは違ってかなりシャイボーイだった。オレの故郷は違うタイプの女の子が多かったから、金髪女子のヘレナを見た瞬間に『ワオ』ってなったけど、無視されてさ」
「オレがヘレナの友達と知り合いと分かって連絡先を聞いてメールをした。それでも脈なしさ。でも諦めなかったよ。諦めなければうまくいくもんで、そのチャンスが来たんだ」
「面白いのは、メールで自分のことを『赤い車の人』って書いたらオレのことだと分かったみたいだ。むこうは『黒い車の人』で、そこから連絡を取り合うようになった」
「11歳差だからね。むこうはオレがガキだと思っていた。実際彼女はエレガントで、自分で何をしたいのか、何を求めているのかをはっきり持っていた」
「で、2年間付き合って、イタリアに引っ越すとき、そろそろ一緒になろうってなったんだ。彼女は若くて乱暴者のオレに辛抱強く付き合ってくれた。でも、年上だからこそ、オレと一緒になれたというのもあるね。彼女はさらに成熟して忍耐強くなった。あるいは、彼女はオレへの投資で一発当てたってことになるかもね(笑)」
でも結婚はしていない。
「財産の50%を譲るのが嫌なんてことじゃないよ(笑) 。違うんだ。真面目な話、オレはプロポーズをしたけど断られた。ほんの数年前の話さ。笑っちゃうでしょ。『もう20年も一緒だ。結婚しよう』って言ったら、『結婚しなくていいから一緒にいましょう』って言われたんだ。そのときの気持ち? ますます尊敬したね」
またプロポーズをするのか?
「いや。もうチャンスはあげたからね。そう簡単に次があると思われたら困る(笑)。でも、2人の子供がいる。それは籍を入れることよりも大切なことさ」