最高額はラファエル・レオン
セリエAの2023年夏の移籍市場が終了した。サンドロ・トナーリの放出という衝撃に始まったミランの選手たちの年俸はどうなっているのだろうか。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】2023/24シーズンのミランの年俸
| 23/24ミラン年俸 | 手取り (単位:万ユーロ) | 総額 (単位:万ユーロ) |
| ラファエル・レオン | 500 | 655 |
| テオ・エルナンデス | 400 | 524 |
| イスマエル・ベナセル | 400 | 740 |
| ルベン・ロフタス=チーク | 400 | 524 |
| クリスチャン・プリシッチ | 400 | 632 |
| サムエル・チュクウェゼ | 400 | 632 |
| フィカヨ・トモリ | 350 | 459 |
| オリヴィエ・ジルー | 350 | 459 |
| アレッサンドロ・フロレンツィ | 300 | 555 |
| マイク・メニャン | 280 | 367 |
| ルカ・ヨビッチ | 250 | 328 |
| マッティア・カルダーラ | 220 | 407 |
| ダヴィデ・カラブリア | 200 | 370 |
| ピエール・カルル | 200 | 262 |
| ユヌス・ムサ | 200 | 316 |
| ノア・オカフォー | 200 | 316 |
| タイアニ・ラインデルス | 170 | 269 |
| シモン・ケアー | 150 | 197 |
| ラデ・クルニッチ | 110 | 204 |
| トンマーゾ・ポベガ | 100 | 185 |
| マリック・チャウ | 80 | 105 |
| ヤシン・アドリ | 80 | 105 |
| ルカ・ロメロ | 80 | 105 |
| アントニオ・ミランテ | 70 | 130 |
| マルコ・スポルティエッロ | 50 | 92.5 |
| マルコ・ペジェグリーノ | 30 | 55.5 |
| チーム総額 | €5,970 | €8,994 |
| チーム総額(円換算) | 95億5,200万円 | 143億9,040万円 |
円換算は1ユーロ160円で計算
オリジ放出が間に合ってセーフ
多くの選手がやってきたミランだが、年俸総額は昨季の同時期とほぼ同じだ。2022/23シーズンの年俸総額は5億7730万ユーロ、グロス(総額)で9億890万ユーロとなっていた。23/24シーズンは5億9700万ユーロ、グロスで8億9940万ユーロ。1ユーロ160円換算で手取りの年俸は3億1520万円増加しているが、総額としては1億5200万ユーロの削減となっている。
この矛盾は成長令というイタリアの法律の影響によるもの。サッカーの世界でいえば、外国人選手を雇う際に税制の優遇が受けられるため、こういった状況が生まれる。
ミランはラファエル・レオンの契約延長などがあったものの、年俸400万ユーロのディボク・オリジ、同380万ユーロのセルジーニョ・デスト、同350万ユーロのアンテ・レビッチらがチームを去ったことが大きく、これが新戦力獲得につながったと言えそうだ。

