立ち上がりにPK、モウリーニョは不満げ
1日に行われたセリエA第3節のローマ対ミランは、2-1でアウェーのミランが勝利を収めた。
ミランは3試合連続で同じメンバーでスタート。ローマは前節負傷したパウロ・ディバラがベンチ入りもせず、前線はアンドレア・ベロッティとステファン・エル・シャラウィが並んだ。
立ち上がりから主導権を握ったのはミラン。開始6分、オリヴィエ・ジルーとのワンツーでルベン・ロフタス=チークがペナルティーエリアに侵入すると、シュートはGKに止められてしまうが、ルイ・パトリシオが弾いたボールが戻ってきて胸で持ち出して決定機となる。その際にルイ・パトリシオが足をかけたというジャッジで、オンフィールドレビューでPKに。これをオリヴィエ・ジルーが決めて、ミランが先制した。
ローマはなかなか反撃に転じることができない上、30分にはフセム・アワールが負傷。開幕から高パフォーマンスを見せていた新戦力が交代となってしまう。
1点リードで後半を迎えたミランは、立ち上がりに追加点。クリスチャン・プリシッチがつくった右サイドのスペースからダヴィデ・カラブリアがファーサイドにクロスを入れると、ベストポジションを取っていたのはラファエル・レオン。ゼキ・チェリクの内側をとって譲らず、身体を入れたままバイシクル気味にボレーで合わせてゴールネットを揺らした。
ミランは61分にフィカヨ・トモリがこの日2枚目のイエローカードで退場して10人になってしまう。
2点を追うローマは、ロメル・ルカクらを投入して攻撃に出るも、なかなか反撃の狼煙は上がらない。後半アディショナルタイムに入ってレオナルド・スピナッツォーラのシュートがピエール・カルルに当たってゴールネットを揺らしたが、6分のアディショナルタイムで追いつくことはできず。
2-1で勝利を収めたミランが、開幕3連勝を飾った。