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ミラン、ダヴィデ・バルテザーギは何者か。テオ・エルナンデスの控えは“自家製”で解決?

プレシーズンマッチで存在感を見せる17歳(10/2最終更新)

ミランは左サイドバック補強がしばらく噂になってきた。しかし、問題はすでに解決しているのかもしれない。

ミランはテオ・エルナンデスの控えであるフォデー・バッロ=トゥレが退団に向かっている(2023年夏に移籍)。その後釜を探していたが、最近は噂が出ていない。

どうやら17歳のダヴィデ・バルテザーギがこのままトップに定着する可能性が高まっているようで、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が8日に特集を組んでいる。

今後の成長が楽しみなバルテザーギはどんな選手だろうか。イタリアメディアの報道をもとに紹介する。

プロフィール

ダヴィデ・バルテザーギ(Davide Bartesaghi)

生年月日:2005年12月29日(17歳)
国籍:イタリア
ポジション:左サイドバック、センターバック
身長:193cm

これまでのキャリア

ダヴィデ・バルテザーギは2005年にミラノの北にあるレッコ県のアンノーネ・ディ・ブリアンツァというところに生まれた。幼少期にカルチョをしていたところ、その才能が評判となったという。ミランからも声が掛かったものの、周囲の助言もあってアタランタの下部組織に加入した。アタランタで1年半ほどプレーしたあと、ヴィスマーラのトレーニングセンターでエゾルディエンティ(10〜12歳)のセレクションを受けることになった。

父ダニエレさんによると、そこにはフィリッポ・インザーギやパオロ・マルディーニといったレジェンドもいた。「ミラン・ファミリーの一員になりたい?」と問われて父が口ごもっていると、バルテザーギ少年が「うん」と即答し、加入が決まったという。

その後、バルテザーギは順調に成長。2022/23シーズンはイニャツィオ・アバーテ率いるプリマヴェーラで公式戦25試合に出場した。

2023年9月23日のエラス・ヴェローナ戦でアレッサンドロ・フロレンツィに代わって途中出場。セリエAデビューを果たしている。

2023年10月2日に契約延長

ミランは10月2日、バルテザーギの契約延長を発表。新契約は2026年までとなっている。(2023/10/2追記)

プレースタイル

左利きの大型サイドバックで身長は193cm。プリマヴェーラでも主戦場は左サイドで、フィジカルをいかした守備が最大の売りだ。スライディングのタイミングも光るものがある。

足もとの技術もあり、自ら仕掛けるのも好んでいる様子。縦に突破してクロスというのが得意のスタイルで、それを封じられると真横の選手に預けて前に走ることが多い。右足の精度は課題と言えそうだ。

マメ知識

  • フィジカルが武器のバルテザーギ。大きな飛躍のきっかけは父のあったのかもしれない。新型コロナウイルスが世界的に拡がっていた時期、バルテザーギは父のトレーニング器具をねだったという。そのとき店が閉まっていたため、左官職人のダニエレさんは手持ちの道具でバーベルとウエイトを自作。バルテザーギは自分の部屋で熱心に筋トレに励み、その頃からフィジカルが急激に強くなった。
  • ダニエレさんによると、「性格は内気。恥ずかしがり屋で礼儀正しいタイプ」とのこと。「ただ、UEFAユースリーグではブーイングで気合いが入ったと話していた」とも。トップチームでのものとは比べられないが、プレッシャーの扱いはできるのかもしれない。(ソースはいずれも『GianlucaDiMarzio.com』)

ダヴィデ・バルテザーギ紹介動画

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