チュクウェゼかタレミかで補強計画も変更に
忙しい夏を過ごしているミランは、EU圏外枠の使い方が悩ましいところだ。どのような選択肢を採るかによって、そのほかの補強にも影響が出ることは間違いない状況だ。
日本代表の鎌田大地を獲得することで合意状態にあったが、その後方針を変更したミラン。すでにルベン・ロフタス=チークの獲得でEU圏外枠を1つ使っており、残る枠は1つとなっている。
現在、そのEU圏外枠を使う対象として挙がっているのは2人。ビジャレアルのサムエル・チュクウェゼと、ポルトのメフディ・タレミだ。
サムエル・チュクウェゼ
チュクウェゼは右ウイング補強のメインターゲット。ただ、ビジャレアルとの交渉は難航中とされている。ビジャレアルの要求額は3500万ユーロとされており、ミランはこれが正当な額ではないとみている。
それでもチュクウェゼ獲得がまとまった場合、自動的にタレミは消滅する。そのときは、アルバロ・モラタやジャンルカ・スカマッカの獲得により力を注ぐことになるが、どちらもほかに関心を寄せているクラブがあるため、早く結論を出したいところだろう。
メフディ・タレミ
最近になって浮上したタレミ。ポルトが求める移籍金は2000万ユーロとされており、こちらもミランにとって適正価格ではない。
タレミを獲得した場合は、チュクウェゼが消滅するため、右ウイングに別の選手を迎える必要がある。こちらは最近の報道ではミッティランのグスタフ・イサクセンとPSVのヨハン・バカヨコが注目されているところだ。ただ、チュクウェゼに比べると即戦力感は小さい。
ミランの方針は?
ミランはサンドロ・トナーリの放出で資金に余裕がある状況だが、クラブとして設定した条件を逸脱する取引をすることはないと言われている。
まもなく新シーズンに向けた準備が始まるミラン。大きく変わる夏でチームづくりを早く始めたい状況なだけに、なるべくチームをそろえたいはずだ。
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