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ミラン激震の一因はCDK…? 鎌田大地はこのまま継続も、その他のプランは大きく変更か

ネルソン、スカマッカ、テュラム……ミランの新ターゲットは?

ミランはディレクター陣の変更で今夏のメルカートはどうなるのだろうか。6日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が最新情報を伝えた。

ミランは5日、パオロ・マルディーニフレデリック・マッサーラ両ディレクターに解雇を通達した。すでに決定事項のようで、正式発表は時間の問題とされている。

オーナーのジェリー・カルディナーレは、テクニカルディレクターやスポーツディレクターといった役職を置かず、今後のメルカートを昨年11月からCEOに就任したジョルジョ・フルラーニに委ねる模様だ。また、これに伴い、スカウト部長であるジェフリー・モンカダの影響力もより強まるとみている。

なぜマルディーニはクビなのか

『ガゼッタ』によると、レッドバードは今季のセリエAでの結果が大いに不満のようだ。ユヴェントスの勝ち点はく奪があっての4位。実質5位という順位は前年王者として不十分と評価されたという。

だが、その責任はステファノ・ピオリ監督ではなく、ディレクター陣に向けられた形だ。これは昨夏のメルカートに原因があると分析。3550万ユーロを投じたシャルル・デ・ケテラールは1シーズンかかってもまだ期待に応えていない。850万ユーロを投じたヤシン・アドリは140分間のみの出場。アステル・ブランクス、ディボク・オリジ、セルジーニョ・デストらを獲得したものの、ピッチに立つことはほとんどなかった。唯一戦力となった補強はマリック・チャウのみと言えるシーズンだった。

それらが問題視されたのではないかと『ガゼッタ』は伝えている。

今夏の補強はどう変わる?

サッカー日本代表の鎌田大地については、このまま獲得に向かうようだ。イタリアでの取引を担当する日本人代理人が若干遅れているとのことで、契約成立が当初の見込みよりずれ込むとのことだが、契約満了の選手を移籍金ゼロで迎えるというのはレッドバードも希望している形で、ディレクター変更でブレーキがかかることはないとみられている。

チェルシーのルベン・ロフタス=チークについても同様。チェルシーとの交渉を継続するつもりとのことだ。こちらは2000万ユーロ以下での獲得を目指している。

ただ、そのほかの取引については急ブレーキが掛かったようだ。特にボローニャからマルコ・アルナウトビッチを迎えるという話はかなり具体的なところまできていたものの、ミランは移籍金が必要な取引を望んでおらず、立ち消えになるはずだとしている。

また、ドメニコ・ベラルディについても同様で、ある程度年齢を重ねている選手はフリー、もしくは残り1年しか認めない方針だ。

セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチはラツィオとの契約が残り1年。ピオリ監督は獲得を望んでいるが、クラウディオ・ロティート会長の要求額を考えると難しいかもしれない。

一方で、ボルシア・メンヒェングラッドバッハとの契約が満了するフランス代表のマルクス・テュラムは一気に有力候補に躍り出るとみられる。

そのほかでは、アーセナルのリース・ネルソンやフランクフルトのエバン・エンディカは可能性が高まった模様だ。

しばらく話題になっているランスのロイス・オペンダは、若手有望株という条件を満たしているものの、ライプツィヒも獲得に動いており、移籍金は3500万〜4000万ユーロになる見込みで厳しい。前線補強はレンタルでの獲得が可能であれば、ジャンルカ・スカマッカについてウェストハムと話し合うつもりだという。

ほぼ白紙になったミランの今夏のメルカート。レジェンド更迭という決断を正当化する補強はできるだろうか。

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