方向性が違うオーナー陣とディレクター陣
18日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、ミランの改革に触れた。
チャンピオンズリーグ準決勝でインテルに屈したミラン。試合後にテクニカルディレクターのパオロ・マルディーニは、インテルとの間に明らかな力の差があり、投資の必要性を訴えた。
『ガゼッタ』は12日にも伝えたように、放出候補とその確率を改めて紹介(記事下に一覧)。今後の補強は来季のチャンピオンズリーグに出場できるかで大きく変わるが、いずれにしてもチームが大きく変わるものとみている。
同紙は、マルディーニらが求めているのは即戦力だとし、オーナー陣が望む若手有望株ではなく「マルコ・アルナウトビッチのようにすぐにプレーできる選手」を獲得したがっているとのことだ。
この記事で最近話題になっている鎌田大地には触れられていないが、チームとしては即戦力を増やしたい意向のようだ。
「ディバラはミランに合わない」は通用しない?
マルディーニはインテル戦のあと、昨年夏にフリーだったパウロ・ディバラに言及した。大金を投じて獲得したシャルル・デ・ケテラールとの比較で「ディバラのような選手を獲った方が安上がりだし、簡単だったに違いない。でも、それが我々のプロジェクトで正しい選択だろうか? オーナー陣も納得するだろうか? ノーだね」と語っている。
デ・ケテラールとの比較であればマルディーニの主張は成り立つが、『ガゼッタ』はディボク・オリジを引き合いに出して、この話題に触れた。
オリジは昨年夏にフリーで獲得したが、ここまセリエAで2ゴール1アシストと期待外れ。オリヴィエ・ジルーからポジションを奪うどころか、控えとしても不十分な結果だ。それでもチームトップレベルの年俸400万ユーロを受け取っており、ここに大金を投じるのであればディバラで良かったのではないかと指摘。オリジが27歳で、ディバラは29歳。年俸もさほど変わらない。加入後の活躍は結果論だとしても、オリジに大金を投じたのであれば、ディバラを諦めた理由としては不十分だとした。
ミランの放出候補
放出候補 | 確率 |
---|---|
チプリアン・タタルシャヌ | 99% |
アントニオ・ミランテ | 99% |
セルジーニョ・デスト | 100% |
フォデー・バッロ=トゥレ | 65% |
ティエムエ・バカヨコ | 100% |
ヤシン・アドリ | 85% |
アステル・ブランクス | 80% |
ジュニオール・メシアス | 45% |
アンテ・レビッチ | 70% |
ディボク・オリジ | 50% |
ズラタン・イブラヒモビッチ | 90% |