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補強の必要性を訴えるマルディーニ。ディバラではなくCDKを獲った理由を説明

「ミランはまだ2つの大会を戦い抜く体制ではない」

ミランは16日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでインテルに0-1で敗れ、2試合合計0-3で敗退が決まった。パオロ・マルディーニが試合後に『スポルトメディアセット』や『スカイ』の取材に応じ、クラブの課題に触れた。

ミランはミラノダービーで4連敗。インテルとの差はあったのか。

「ギャップは確かにある。ここ4試合で負けている。今日は多少良いプレーができたが、ファーストレグが痛かった」

「まだ終わりじゃない。ユヴェントスがどうなるか見守りつつ、トップ4に入らなければいけない。準決勝まできたことは予想外の奮闘で素晴らしいことだ。もちろん、インテルに負けて敗退となれば悔しいし、それまでの道も素晴らしくないように見えてしまうが、正直でなければいけない。ここまできたのはサプライズだ」

来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できたとして、今季の何点を付けるだろうか。

「8だ。去年も言ったが、我々はまだ2つの大会を戦い抜く体制ができていない。この道は素晴らしい結果を出している。クラブの財政からいっても、スポーツの結果からいってもね。若手が多く、インテルの平均年齢は3歳ほど違う。チャンピオンズリーグ出場権を獲れれば、最高のシーズンだと言えるだろう」

スクデット獲得でミランは満足してしまったのではないかという意見は完全に否定した。

「ミランで満腹なんてことはあり得ない。ミランにおいて、それは許されない。優勝したら次は連覇、そういうクラブだ。いまはチームをつくる好機で、このレベルまで戻ってきてうまく投資し、これを継続して維持することをしなければいけない」

昨夏獲得したシャルル・デ・ケテラールはここまで不発だった。昨年夏は、パウロ・ディバラがフリーでユヴェントスを退団している。

「デ・ケテラールは成長が必要な選手の一例だ。それは普通のことさ。昨年夏にディバラのような選手を獲った方が安上がりだし、簡単だったに違いない。でも、それが我々のプロジェクトで正しい選択だろうか? オーナー陣も納得するだろうか? ノーだね。我々は若くて才能あふれるチームをつくっている」

「若手を獲得することにリスクはある。そういった選手が苦しむこともあり得る。トナーリの1年目だってそうだった。今年はシャルルがそうだということだただ、それは我々のプロジェクトであり、投資に対する考え方だ。それはオーナー陣も理解している。一緒に取り組んでいるプロジェクトで、時間がかかるものだ」

ディボク・オリジも失敗補強だったとされている。

「オリジは偉大な選手になる資質を全て持っている。フィジカル、テクニック、スピード、シュート、右足、左足…。彼は得点を挙げるのに苦労しているが、ストライカーであるがゆえの苦労だね。我々は彼に期待しているよ。フリーでの獲得だったが、給料的には大きな投資だ。経験豊富だが、期待に応えられていない選手の一例だね。ジルーの代役として彼、というのは我々が考えていたことだ」
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