躍動ラファエル・レオン、大仕事マイク・メニャン
19日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグのナポリ対ミランは、1-1で終了し、2試合合計2-1でミランが準決勝進出を決めている。
どちらも予想通りの11人を並べたセカンドレグ。立ち上がりは1点を追うナポリがアグレッシブに出て完全にペースを握った。
この時間帯を耐え抜いたミランは、21分に最初のチャンス。ペナルティーエリア内でラストパスを出したラファエル・レオンがマリオ・ルイに倒されてPKを獲得した。だが、オリヴィエ・ジルーのPKはGKアレックス・メレトに止められてまう。ジルーは28分にも決定機を迎えたが、またしてもメレトの好守に阻まれた。
流れはナポリにあるかと思われたが、30分すぎにアクシデント。マリオ・ルイとポリターノが立て続けに負傷で交代を余儀なくされた。
すると43分、ミランが先制に成功する。ナポリは敵陣中央あたりで横パスを受けたエンドンベレが軽率なミスでボールを後方にそらしてしまうと、これを拾ったのがラファエル・レオン。ナポリの守備は人数がそろっていたものの、ミランのエースは2人をかわしてペナルティーエリア左深くに侵入して折り返し、ジルーが流し込んだ。
2点を追うナポリは後半立ち上がりにクバラツヘリアが決定機を迎えるもシュートは惜しくも枠外。反撃ののろしは上がらない。
ナポリは80分、ようやく決定機を迎える。トモリのハンドでPKを獲得した。だが、クバラツヘリアのPKはメニャンに完璧に止められ、わずかに差した希望の光は再び暗闇に。
ナポリは後半アディショナルタイムの3分にオシメンのヘディングシュートで1点を返すも、時すでに遅し。
ミランが2試合合計2-1で逃げ切り、17シーズンぶりのチャンピオンズリーグ4強入りを決めた。
準決勝はインテルとのミラノダービーになるのか。ミランの対戦相手を決めるインテル対ベンフィカは19日に開催予定だ。