CL準々決勝ファーストレグを振り返るファンタントニオ
アントニオ・カッサーノが『ボボTV』でチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのミラン対ナポリを振り返った。『MilanNews』が取り上げている。
ミランが1-0で先勝したこのゲーム。カッサーノはイシュトヴァーン・コヴァーチ主審のジャッジを非難していた。試合内容については、ナポリが少し上だったという見解のようで、次のように話している。
「ナポリは負けるような内容じゃなかった。立ち上がりの25分で、少なくとも2回は決めるチャンスがあった。完全にゲームを支配していただろう。それからラファエル・レオンがあのクレイジーな突破を見せて、ブラヒム・ディアスのスーパープレーが出たんだ」
「オレに言わせれば、GKの差だ。メレトはもっとできたと思う。ミランとナポリのGKが逆なら、結果も逆になっていただろう」
「ミランはボールを持つとテオ・エルナンデスやブラヒム・ディアス、ラファエル・レオンみたいなスピードのある選手でカウンターに出ていた。ただ、プレーのレベルで言えばナポリの方が高いし、負けるような試合じゃなかったな」
マイク・メニャンの戦績
マイク・メニャンとアレックス・メレトの交換は机上の空論だとしても、ミランにとってメニャンが非常に重要な存在であることは明らか。それは数字にも表れている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は14日、マイク・メニャンが出場した試合と欠場したシアの数字を比較している。
メニャンは今季負傷離脱の時期が長かった。そのため、今季の公式戦出場は17試合(カンピオナート13試合・チャンピオンズリーグ4試合)。戦績は8勝6分け3敗で、16失点となっている。一方でメニャン不在の試合は23試合で、12勝3分け8敗。失点は31だ。
黒星の比率としては、メニャンがいるときは5試合に1回で、メニャン不在の場合は2.5試合に1敗している計算になる。
ミラン不振の時期にメニャンがいなかったことがこの数字に影響を与えているとしても、守護神の価値がとてつもなく大きいことは明らかだ。
スタッツも圧倒的
スタッツ上でもメニャンの貢献ははっきりしている。スタッツをもとにパフォーマンスにスコアを付けるサッカーNFT『Sorare(ソラーレ)』では、直近5試合の平均スコアが80。これは2番目につけるサンドロ・トナーリの70に大きな差を付けてチーム内トップだ。チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのナポリ戦では89のスコアが付いており、攻守において重要な存在であり、ミスも少ないことが分かる。