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ミラン番記者はむしろ指揮官のサポートを称賛
ミランのシャルル・デ・ケテラールは、まだトンネルの出口が見えていない。『MilanNews』は、ステファノ・ピオリ監督に対する批判がお門違いだとした。
昨年夏に加入したデ・ケテラールは、ここまで期待された活躍を見せていない。チャンピオンズリーグのトッテナム戦では途中出場で決定機を決められず、18日のセリエAモンツァ戦でもビッグチャンスを逸した。このほかに昨年10月のチェルシー戦や同月のモンツァ戦でもゴールを決められるシーンを逃してしまった。
19日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、デ・ケテラールにチーム最低の評価を付けた。ほかにも多くのメディアがいまだにフィットしないベルギー代表MFについて言及している。
一部ではデ・ケテラールの出番が少ないのは、ピオリ監督の起用法が問題だと言われている。ただ、ピエトロ・マッツァーラ記者は「そうではない」と断言。「10月から11月にかけてピオリとそのスタッフは精神的に苦境にあった彼を助けるために非常に繊細な仕事をした」とし、「スタッフ全員とミラネッロの人間、そしてマルディーニとマッサーラの助けがなければ、CDKは自身に課した重圧におしつぶされていただろう」としている。
その上で「ゴール前でのチャンスを逃していることについて、ピオリがどう障害になっているというのだろうか」と同記者。長い出口から抜け出すきっかけは自らもぎ取るしかないと結論づけた。
『スカイ』のルカ・マルケジャーニ記者は、「彼のポジションはイタリア国外の10倍厳しい。トレクァルティスタはアタッカーとして動けないと苦しむことは避けられない。とにかく、彼に必要なのは1つのゴールだ」と述べた。
そのゴールには近づいているものの、なかなかつかみ取れないデ・ケテラール。多くのミラニスタが、飛躍のときを待っている。