1カ月以上出番がない期待のMF
ミランの中盤事情はどうなっているのだろうか。ティエムエ・バカヨコの今季初起用が意味するところが注目されている。
ミランは18日のセリエA第23節でモンツァと対戦し、1-0の勝利を収めた。ラデ・クルニッチを下げた終盤、なぜアステル・ブランクスやトンマーゾ・ポベガではなく、バカヨコだったのだろうか。
バカヨコはミランで構想外となっており、今季の出場がゼロだった。最後の出場は昨年5月のことで、昨年夏も今冬もミランが放出に動いていた余剰戦力である。
そのバカヨコについてステファノ・ピオリ監督は試合後、「経験豊富でフィジカルが強い。最近はセットプレーからの失点が多かったから、全員が必要だ」とコメント。起用の意図を説明していた。
ポベガについては14日のトッテナム戦で終盤に投入されており、休養ととることもできそうだ。だが、ブランクスの場合は違う。1月14日のレッチェ戦以降パタリと起用が止まっている。
20歳のブランクスは、ミラニスタたちの期待も高い。1月にコンスタントに起用されていたところから、セントラルMFでの序列はチーム内で最も低いところまで下がっているのかもしれない。
ブランクスは何が足りないと判断されたのだろうか。マリック・ティアウのように、指揮官の信頼を取り戻せるかに注目だ。