サッスオーロに5失点完敗でより浮き彫りに…?
ミランが深刻な状況を迎えている。直近7試合での失点は18。今年に入って白星はサレルニターナ戦の1勝のみで、カップ戦を含めると2分け4敗という凄惨な状況だ。
GKチプリアン・タタルシャヌの問題が指摘されるが、『MilanNews』は29日、「精神的な問題だけで片付けることはできない。何かしらの問題があるのは明らかだ」と記した。
ミランは今年に入ってセリエA5試合で14失点。『Opta』によると、これは欧州主要5大リーグにおいて最低の数字だ。さらに、コッパ・イタリアとスーペルコッパ・イタリアーナの敗北もある。
同メディアは、「サッスオーロ戦では数週間前から明らかになっていたシステムの欠陥が再確認されただけ」とし、「サッスオーロは直近8試合で4ゴールしか取っていなかったチームであることを踏まえると、もっとひどい」と主張している。
ミランが5失点以上で負けるのは有名なアタランタ戦があるが、ホームで言えば1997年のユヴェントス戦(1-6)まで遡らなければいけない。公式戦で3試合連続3失点以上はクラブ史上3度目。ただ、過去2度は1940年代と1950年代であることも加える必要があるだろう。
マイク・メニャンとチプリアン・タタルシャヌの差
『MilanNews』は、やはりチプリアン・タタルシャヌのプレーを問題の一つに挙げている。
「タタルシャヌはチームメートを助けていないだけでなく、メニャンにできることができていない。申し訳ないが、マイク・メニャンのカリスマ性には遠く及ばない」と記し、控えのGKを獲得しなかったフロントに批判の刃を向けた。
また、「ディフェンスは昨季とは異なり集中力がなく、戸惑いがある。結果が出ない状況で精神的に影響があるのは確か。戦術を変えることで状況を好転できるはずで、ピオリもそのことに気づいているはずだ」と指摘した。
次節はインテルとのミラノダービー。大一番で特殊な策を講じてくるのだろうか。
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