ラファエル・レオン外しも奏功せず
ミランは29日、セリエA第20節でサッスオーロと対戦し、ホームで2-5と敗れた。
前節ラツィオ戦に0-4で完敗したミランは、公式戦で5試合勝利がない厳しい状況。この日はラファエル・レオンが先発を外れてアンテ・レビッチが左ウイングで起用された。また、トップ下にはシャルル・デ・ケテラールがスターティングメンバーで出場。最終ラインにマッテオ・ガッビアが起用された。
ミランは開始8分、左からのクロスにオリヴィエ・ジルーが合わせてゴールネットを揺らして幸先の良いスタートを切ったかと思われたが、VARでオフサイドが確認されて得点は認められない。
すると、主導権を握ったのは17位のサッスオーロだった。19分にグレゴワール・デフレルのゴールで先制すると、2分後にダヴィデ・フラッテージが続く。その後、ミランがジルーのゴールで1点を返すも、サッスオーロは30分にドメニコ・ベラルディがゴール。3–1で折り返した。
後半スタートからデ・ケテラールを下げてラファエル・レオンを出したミランだが、立ち上がりにミランの右サイドから崩されてPKを献上。これをロリアンテに決められて1-4となった。
その後、レビッチのゴールが再びVARで取り消されるなど惜しい場面もあったミランは、なかなか反撃の狼煙があがらない。79分にはマテウス・エンリキにもゴールを許して5失点目を奪われた。
81分、ミランは途中出場のディボク・オリジが見事なミドルシュートを決めて1点を返すが、焼け石に水。サッスオーロが昨年10月25日のエラス・ヴェローナ戦以来となる白星を手にした。敗れたミランは公式戦直近3試合で12失点という惨状。前日の試合で勝利を収めたインテルに順位で抜かれて3位に転落し、厳しい状況で次節ミラノダービーを迎えることになった。