息子ロコ・シミッチも同グループで親子そろって歓喜
かつてミランでプレーした元クロアチア代表のダリオ・シミッチが、『ミランTV』にコメントを残した。
現在46歳のシミッチは、ディナモ・ザグレブの下部組織からトップチームに上がり、1999年にインテルへ移籍。2002年から2008年にかけてミランでプレーした。
ディナモ・ザグレブとミランの2チームが対戦することは、シミッチにとって特別なことだ。さらに、息子もかかわっているため、親としても注目しないわけにはいかない。
「私のクラブであるミラン、私がキャリアを始めたディナモ、そして私の息子(ロコ・シミッチ)が所属するレッドブル・ザルツブルクが同じグループなんて、私にとって本当に素晴らしい組み合わせだ。チャンピオンズリーグはどの選手にとっても魅力的だね」
ディナモ・ザグレブについては、次のように話している。
「今季は2年前に比べて強いチームとは言えないが、ディナモはヨーロッパでいつも良いプレーをする。ただ、ミランもヨーロッパの舞台に慣れたチームだ。厳しい戦いになるだろうね」
息子のロコ・シミッチについても語った。
「息子はミランを応援しているよ。子供の頃から彼のクラブだからね。そのクラブと対戦することが決まったときは、本当に興奮していたみたいだよ」
ミランのスカウト担当であるシミッチは、元同僚のパオロ・マルディーニにも触れている。
「パオロはまず、一人の人間として偉大だ。そして偉大なカピターノだね。彼からミランのスカウトとして働く機会をもらった。たくさんの試合を見て、新しい才能を探す機会をもらったんだ」
「私はこのプロジェクトが好きだし、彼がこのクラブに抱く愛情と情熱が好きだ。だからこの仕事を引き受けたんだ。この旅が始まったとき、誰もこんな大きなことができるなんて思ってなかったと思う。明確なプロジェクトとチームへの愛情によって、最高の作品が生まれたのだと思う。我々がうまくいっている証明で、正しい道を進んでいるということだと思うよ」
ロコ・シミッチはどんな選手?
ロコ・シミッチは2003年生まれで現在19歳。ポジションはセンターフォワード。現状は控えのFWという扱いで、チャンピオンズリーグは前節ディナモ・ザグレブ戦で終了間際に出場したのみ。国内リーグでは6試合でベンチ入りし、2回先発で4回途中出場。国内カップ戦では1ゴールを挙げているが、リーグ戦とチャンピオンズリーグではまだ今季得点なし。
昨季はザルツブルクのセカンドチームにあたる2部のリーフェリングでプレー、今年夏にザルツブルクに復帰。昨季はオーストリア2部で24試合に出場し19ゴールを記録している。