「残らない理由を言うほうが簡単」
ミランOBのデメトリオ・アルベルティーニは、去就を巡ってサポーターから反発されているフランク・ケシエについて、移籍するつもりなら明確にすべきとの見解を示した。
夏にミラン残留を望む発言を残しながらも、契約延長に至っていないケシエ。要求する年俸の高さがネックとの報道もあり、ミランの一部サポーターの怒りを買っている。2月13日のサンプドリア戦で、ケシエはブーイングを浴び、ウルトラスは決別を示唆する横断幕を掲げた。
アルベルティーニは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、今季限りでのナポリ退団を正式に発表しつつ、その後もナポリの主将としてプレーしているロレンツォ・インシーニェを引き合いに出している。
「インシーニェの一件が教えてくれただろう。ロレンツォは将来に関する自分の選択を発表し、その後も変わらぬユニフォームへの絆とプロ意識で最後までプレーを続けるはずだ」
「残らないことに決めた理由を言うほうが簡単だろう。別のプロジェクトを選ぶことに決めたのなら、ケシエはそれを言えるはずだ。責任転嫁は役に立たない」
ただ、試合でのブーイングについて、アルベルティーニは反対の姿勢だ。
「ピッチに立つときはベストを発揮できるようにするのが正しい。彼に抗議するのは非論理的だ。選手だけでなく、ミランにも良くない。彼はミランのユニフォームを着ているから支えるべきだ」
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