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ケシエのトップ下起用は失敗? サッキはピオリ采配に不満

「ミランはコレクティブでなければ」

元イタリア代表監督のアッリーゴ・サッキが、6日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、5日に行われたミラノダービーの采配に言及した。

ミランのステファノ・ピオリ監督はフランク・ケシエをトップ下に置き、マルセロ・ブロゾビッチのマークに当てた。だが、コートジボワール代表は大きなインパクトを残せなかった。

後半途中に指揮官がケシエを下げ、より攻撃的なブラヒム・ディアスを投入すると、ビハインドを背負っていたミランは、オリヴィエ・ジルーのドッピエッタ(2得点)で逆転勝利を収めている。

サッキは「ケシエがブロゾビッチをマークするのには納得できなかった」と、序盤のピオリ采配に批判的だ。

「ゾーンで戦うならどうして1選手を固定マークさせる?ケシエは全くボールに触れず、ブロゾビッチは好きなようにやる結果となった。ミランはコレクティブでなければいけない」

「ディアス投入でミランは落ち着き、ブロゾビッチはケシエに追わせるのではなく、相手を追わざるを得なくなった」

一方で、サッキはミランに勝利をもたらしたジルーに賛辞を寄せている。

「とても良かった。彼のようなセンターフォワードは、チーム全体のサポートがなければ苦しむ。1時間以上、孤立していた。だが、彼は労を惜しまない。たくさん走る。いつも準備を整えている。2点目のプレーは非常に美しかった」

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