「オレ自身がミックス」
ミランのズラタン・イブラヒモビッチが、新たな自叙伝『アドレナリーナ』を出版する。数々の国を渡り歩いたイブラヒモビッチは、「何語で思考するのか」という問いに答えた。
「状況次第だ。ピッチではスウェーデン語は使わない。親切すぎる言葉だね。もっとずるさが必要だ。英語のときもあるし、イタリア語のときもある」
「ただ、家族とはスウェーデン式だ。玄関で靴を脱ぐし、使用人は雇わない。掃除をしてくれる女性が一人いるだけだ。あとは全部自分たちでやるよ。オレはスウェーデン人だからね」
「でも、俺自身もミックスだ。母はクロアチア人でカトリック教徒、父はボスニア人でイスラム教徒、オレはキャリアの大半をイタリアで過ごしている」
「神様は信じていないよ。信じるのは自分だけ。死後の世界というのも信じていない。死んだら終わりだ、という考えだね」