「ミラノダービーは決定的ではない」ピオリ前日会見【ミラン対インテル】

ミランのステファノ・ピオリ監督が6日、ミラノダービーの前日会見に臨んだ。

今回のミラノダービーは、ミランが勝ち点31、インテルが勝ち点24という状況。ここまで無敗のミランは、勝てばライバルと勝ち点10差を付けることになる。

ただ、ピオリ監督はこの時期の試合が決定的になるとは考えていない。記者会見で、さまざまなテーマに触れた。

「もちろん重要な試合だ。チームは良い状態。心身ともに良い状態で、ダービーへの準備はできている」

ダービーとズラタン・イブラヒモビッチ

「ダービーは常にダービーで、伝統あるゲームだ。大事なのは、そこにあることであり、それに勝つことだ。ズラタンはフェノーメノだ。それを自ら示している。良い状態だよ。ローマでは素晴らしい試合をした。ほかのチームメートと同じように、気合いにあふれているよ」

インテルについて

「インテルは優勝候補だ。昨シーズンは圧倒的ともいえる形でカンピオナートを制した。勝ち続けるために必要なことを分かっている。我々は良い状態だよ。カンピオナートは長いが、インテルが非常に強くてまとまっているチームであることは明らかだ」

インテルの弱点は?

「明日の試合でそれを見つけ出せたらいいね」

ミランは過去5年、ホームでのダービーに勝っていない

「我々は全ての試合で勝つための準備をしている。もちろん勝つことが目標だ。まだカンピオナートの序盤だ。ここを決勝と考えるわけにはいかない。どちらにとっても、この上なく重要な試合であることは明らかだが、“そこで終わり”の試合であり、決定的とは言えない」

“有利”と言われることは重荷か

「こういった試合には、有利も不利もないと思う。順位は関係ない。ダービーは0-0で始まる。ティフォージの後押しがあり、意志や一貫性を持ってプレーしていくことが大事だ。我々のクオリティを発揮しきることが大事だね」

勝てばインテルと勝ち点10差

「カンピオナートは非常に長い。昨シーズンのことを考えてみてほしい。我々は前半戦のダービーに勝った。しかし、決定的になったのは後半戦のダービーだ。いずれにしても、明日の試合は重要だよ」

昨シーズンの0-3から何が変わったのか

「我々も変わったし、彼らも変わった。彼らは監督もかわったし、選手もかわっている」

ブロゾビッチにどう対応するか

「ブロゾビッチはとてもダイナミックな選手で、縦へのプレーが絶妙だ。彼を抑えたいなら、しっかり対処しなければいけない。待つのではなく、チームとしてアグレッシブにいかないとね」

バッロ=トゥレとレビッチの状態

「レビッチは回復した。ここ2回は一緒に練習できている。フロレンツィも回復した。バッロ=トゥレもだ。メシアスはインターナショナルブレーク後にみてみよう」

バッロ=トゥレとクルニッチに出番は?

「もう決めてある。選手たちも伝えてある。明日どうなるかみてみよう」

サンドロ・トナーリの代表招集

「ミラン全体にとって良いシグナルだ。クラブは素晴らしい選手を選んだ。そして、今はほとんどの選手が代表に入っている。強くありたいのであれば、そういった選手が必要だ。我々の選手たちは、とても成長した。これからさらに良くなる。その姿勢が、さらなる成長につながるね」

ミランはどこに成長の余地がある?

「試合の瞬間瞬間を読み、もっと狡猾に戦うことができる。明日はチャンピオンズリーグレベルの試合だ。ハイレベルな試合では、ミスの代償を支払うことになる。もっと狡猾にならなければいけない。我々は1年半一緒にやっているが、多くはまだ若手であり、成長のためにはミスを犯す必要もある」

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