立ち上がり大苦戦もミランがさらに進化
ミランは16日のセリエA第8節でエラス・ヴェローナと対戦し、ホームで3-2の勝利を収めた。
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タタルシャヌ1年ぶり、トナーリは控え…テオとディアスは新型コロナ
ミランは大幅にメンバー変更。メニャンの長期離脱でGKはタタルシャヌが入り、ディフェンスラインは右からカラブリア、トモリ、ロマニョーリ、バッロ=トゥレ。テオ・エルナンデスは新型コロナウイルス陽性で欠場だ。
中盤もややサプライズがあり、トナーリを休ませてケシエのパートナーはベナセルになった。さらにトップ下はブラヒム・ディアスが新型コロナウイルスで出場できないため、ダニエル・マルディーニに。左ウイングにレビッチが入り、前線には復帰のジルーが入る。
劣勢ミランが後半一気に巻き返す
メンバーを落とした形のミランは立ち上がりからミランは厳しい展開。相手に押し込まれてしまう。開始7分でカプラーリに先制弾を許すと、24分にはロマニョーリのファウルでPKを与えてしまい、追加点を奪われた。
しかし、ミランは後半に試合をひっくり返す。
すでに前半途中にレビッチがケガでラファエル・レオンに代わっていたが、後半スタート時に2枚替え。ダニエル・マルディーニとサレマーカーズを下げて、復帰明けのクルニッチとカスティジェホを入れた。
すると59分、ラファエル・レオンのクロスにジルーがヘディングで合わせて1点差として、ミランに勢いが出る。76分にはラファエル・レオンの巧みなラストパスからカスティジェホがエリア内でファウルを受けてPKを獲得。これケシエが決めて同点とした。
その後イブラヒモビッチを投入したミランは、79分に運も味方につける。右のカスティジェホが左足で上げた低いクロスは精度を欠いたが、これが相手のオウンゴールを誘って逆転に成功。
ミランが開幕からの無敗を8に伸ばし、暫定でナポリを抜いて首位に浮上している。
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ヴェローナはまた2-0から勝ちきれず
ミランのステファノ・ピオリ監督は試合後、「前半はヴェローナの方が優れていた。1失点目はやや不運なところもあっったが、後半はこちらが巻き返したね。前半の終わりに、私は選手たちの顔つきが正しいと感じた。やり方を変えなければいけないと感じ、そうした。素晴らしい戦いができた」と、大逆転劇を喜んだ。
ヴェローナは、2-0から追いつかれたのが今シーズン3度目。イゴール・トゥドール監督は、「もう2-0は勘弁してほしいね、もう3回目だよ(笑)」と話した上で、「後半はミランがプッシュしてきた。質の高い選手が途中から入ってきたね。拍手を送らなければいけない」とミランを称賛した。