ミランは28日、チャンピオンズリーグのグループステージ第2節でアトレティコ・マドリーと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。終盤の判定をめぐって、イタリアでは怒りの声が噴出している。
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1-0でリードして迎えた29分、ミランはフランク・ケシエが2枚目のイエローカードを受けて退場を命じられた。10人で粘っていたミランだったが、84分にグリーズマンのゴールで同点とされると、最後にアクシデントが起きてしまう。後半アディショナルタイムにPKで逆転弾を許してしまったのだ。
しかし、このPKのジャッジには大きな疑問が残っている。ピエール・カルルのハンドをとられたが、その前にルマルの手に当たっていたはずだという見方がわき上がり、特にミラニスタたちは納得していない。ステファノ・ピオリ監督は控えめな言葉で判定への不満を述べるにとどまったが、「あり得ない」「スキャンダラス」といったフレーズが飛び交っている。
『スカイ』でコメンテーターを務めたファビオ・カペッロ氏も、この判定には納得がいかない様子。ジュネイト・チャクル主審について、「ミランは最高の試合をしたが、審判が全て台無しにした。彼はチャンピオンズリーグ決勝(2015年ユヴェントス対バルセロナ)を一度担当しているが、そのレベルに達していない。私は以前にもそう言った。サン・シーロで今夜起きたことは非常に深刻だ」と非難した。