ミランのサンドロ・トナーリ獲得は無事完了するのだろうか。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが15日に現状を伝えた。
トナーリは昨年夏に完全移籍オプション付きのレンタルでミランに加入。ミランはレンタル料として1000万ユーロを支払っている。その上で、完全移籍オプションは1500万ユーロ、ボーナスが1000万ユーロ。最大で3500万ユーロという取引だった。
しかし、ミランはこの夏にブレッシアに値引きを打診。ブレッシアはボーナス分の1000万ユーロを500万ユーロまで引き下げることを了承したとされている。この条件で両クラブは大筋合意に達したものの、そこから動きはなしという状況だ。
昨年時点で交わした契約によると、完全移籍オプションの期限は6月16日まで。あと1日となった。そのため、この取引に暗雲が立ち込めている。
『ガゼッタ』によると、ミランはトナーリの獲得に投じる額を1000万ユーロまでと設定している。そこに若手MFジャコモ・オルツェルを加えることでまとめるつもりだが、まだ合意していない。同紙はFWロレンツォ・コロンボを条件に加えれば、ブレッシアとの交渉はまとまるはずだとした。
一方で、この両クラブの動きをチェックしているのがユヴェントスだと記事は伝えている。ユヴェントスもトナーリの才能を評価しており、獲得のチャンスを探っているところ。ミランが完全移籍にもたつくようであれば、割って入る準備があるものと見られている。