ミラン加入が濃厚となったGKマイク・メニャンとは何者なのか。『スカイ』が紹介している。
メニャンは24日夜にイタリアに到着。25日にメディカルチェックを受けたあと、ミランへの移籍が決定するものとみられている。
生年月日:1995年7月3日
身長:191cm
移籍金:1300万+200万ユーロ(推定)
年俸:250万(+ボーナス50万)ユーロ(推定)
1995年生まれのメニャンは、7月に26歳になるGK。パリ・サンジェルマンの下部組織で育ったあと、2015年からリールでプレー。昨年フランスA代表デビューを飾り、EURO2020に向けた代表メンバーにも入っている。
生い立ち
メニャンは幼少時期、背番号9を着たFWだった。リバプールのファンで、好きな選手はスティーブン・ジェラードだったという。しかし、公園でやった友達とのサッカーで挫折。ゴールを奪う才能がないことを思い知って、より得意だったGKに転向した。
身長は191cm。GKとしてはそこまで大柄ではないとしても、十分なサイズだ。パリで治安のよくない地区で育った彼は、サッカーがあったからこそ、危ない道にそれることはなかった。
2009年に彼はパリ・サンジェルマンの下部組織でU-17リーグを制した。当時のチームメートにはアドリアン・ラビオやプレスネル・キンペンベだ。2013年に初めてのプロ契約を交わす。
大先輩イブラヒモビッチに物怖じせず
パリ・サンジェルマンにはズラタン・イブラヒモビッチもいた。メニャンは過去に当時のエピソードを明かした。
「17歳のとき、プロ1年目の練習を覚えている。彼はブッフォンやジュリオ・セーザルに対してそうしてきたように、僕に時速400kmのようなシュートを蹴って、僕は止められなかった。そうしたら、『おまえはたいしたことないGKだな』って言われたんだ」
「そのすぐあとに、僕が彼のシュートを止めたんだ。そのときに『アンタはたいしたことないFWだね』って言ったよ。そのときは無視されたけど、ロッカールームで良い感じだって言ってくれた。そのときに、彼のことを選手としてだけでなく、人としても好きだなって思ったんだ」
メニャンは2020/21シーズンのリーグアンを制したリールで38試合全てにフル出場した。イタリアではどのような物語を記していくだろうか。