16日のセリエA第37節でチャンピオンズリーグ出場権争いに動きがあった。
第37節までに4位以内を確定させたのは、インテルとアタランタ。11年ぶりのスクデットを決めたインテルに加えて、ジェノアに4-3で勝ったアタランタがチャンピオンズリーグ出場権を確定させている。
3位から5位が最終節でも厳しいバトルを繰り広げることになった。
ナポリ(勝ち点76)
フィオレンティーナを下して勝ち点3を獲得したナポリは、最終節でエラス・ヴェローナと対戦。3チームの中で最も良い状況だ。
ヴェローナに勝てば、自動的に3位が確定する。直接対決の戦績は、アタランタとユヴェントスに対してまさっており、ミランに対して劣っている。そのため、ミランが最終節でアタランタに勝てばミランに抜かれるが、アタランタを上回って3位。それ以外の場合はミランを上回っての3位だ。勝てば問題ないという状況である。
ミラン(勝ち点76)
16日のカリアリ戦に勝っていれば4位以内を決められたミラン。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「ハラキリ・ミラン」と酷評。大きな目標達成を前に「不安、緊張、萎縮、不安といったものが、ミランを自滅に追い込んだ」と記した。
だが、まだ運命を自分たちで握っている。最終節アタランタ戦に勝てば、ナポリの結果に関係なく、2位でシーズンを終えることができる。アタランタがすでにチャンピオンズリーグ出場権獲得を決めていることは、ミランのアドバテンージと言えそうだ。ユヴェントスに勝ち点で並ばれることがあっても、当該対決の成績でミランがリードしている。
ユヴェントス(勝ち点75)
最終節でボローニャと対戦するユヴェントスは、とにかく勝ち点3が必要だ。最終節で白星を手にした場合、ナポリかミランとどちらかが勝利を逃すと、4位以内に滑り込める。
かなり可能性としては低いはずだが、ナポリとミランが敗れ、ユヴェントスが引き分けた場合、3チームが勝ち点76で並んでフィニッシュとなる。この場合は3チーム間の得失点差で順位を決定する。
最終節の対戦相手は…
アタランタ(勝ち点78) vs ミラン(ホーム)
ナポリ(勝ち点76) vs エラス・ヴェローナ(ホーム)
ミラン(勝ち点76) vs アタランタ(アウェー)
ユヴェントス(勝ち点75) vs ボローニャ(アウェー)