12日にセリエA第36節が行われた。熾烈なチャンピオンズリーグ出場権争いは、どこも一歩も引いていない。
2位アタランタ、3位ミラン(どちらも勝ち点72)、4位ナポリ(同70)、5位ユヴェントス(同69)と混戦となっているチャンピオンズリーグ出場権争い。ナポリが前日にウディネーゼと対戦して5-1と大勝し、その他のライバルに圧力をかけた状況となっていた。
ミランは大勝
ミランはアウェーでトリノと対戦し、7-0で大勝した。
イブラヒモビッチ不在のミランは、残留争い中のトリノに序盤こそ苦しんだが、19分にテオ・エルナンデスのゴールで先制すると、26分には前節PK失敗のケシエがゴールを奪って追加点。2-0で折り返す。
後半に入ると、ミランがさらに大暴れ。50分にハイプレスからブラヒム・ディアスが決めて3点差とすると、62分にはテオ・エルナンデスが2点目。自陣から味方にボールを預けて前線に駆け上がったスペイン人サイドバックは、レビッチからのラストパスに走り込んで冷静に決めた。
勝負を決めたミランは、ここからレビッチ劇場。67分からの12分間でトリプレッタを達成。7-0として完勝した。
アタランタ、ユヴェントスも勝ち点3
2位のアタランタは降格圏に低迷するベネヴェントとの対戦。22分にムリエルのゴールで先制すると、後半にパシャリッチのゴールで追加点を奪い、2-0で勝利した。
サッスオーロと対戦したユヴェントスは、ラビオ、クリスティアーノ・ロナウド、ディバラのゴールで3-1。こちらも勝ち点3を加えた。
ステファノ・ピオリ監督は試合、チャンピオンズリーグ出場権争いについて、「厳しいアウェー2連戦でいずれも素晴らしいパフォーマンスだった。これは重要なことだね」と満足感。「まだ勝利が必要だ。頂上まであと3km。登り切るまで、なんでも起こり得る。2週間前は死にかけていたが、今は自分たちで運命を握っている状態だ」と、良い状況にあることを喜んでいる。
残りの対戦相手は…
アタランタ
vsジェノア(14位)
vsミラン(3位)
ミラン
vsカリアリ(15位)
vsアタランタ(2位)
ナポリ
vsフィオレンティーナ(13位)
vsエラス・ヴェローナ(10位)
ユヴェントス
vsインテル(1位)
vsボローニャ(11位)