ミラン戦で3人を退場させたマルコ・ディ・ベッロ主審
セリエA第27節のラツィオ対ミランは、1-0でアウェーのミランが勝利を収めた。この一戦は、試合内容以上にマルコ・ディ・ベッロ主審のジャッジが注目されている。
長期処分
ラツィオに3人の退場者を出したディ・ベッロ主審のジャッジは、審判連盟でも問題視されており、はっきりとしたミスだと認識されているという。『コッリエレ・デッロ・スポルト』によると、同主審のセリエA復帰は5月になるとしており、それまでにセリエBなどで笛を吹くことになるようだ。
誹謗中傷の嵐…?
それでもラツィオとラツィオファンの怒りを買ったことは間違いないディ・ベッロには、多くの批判が集まっている。この異常事態を受けて、同レフェリーの妻であるカルラ・ファジャーノさんがコメントを出した。
「冷静に正しく書くことは簡単ではありません。それでも、言葉では言い表せないほどの敵意と悪意に襲われていて、のみ込まれないようにしなければいけません」
「スポーツに憎しみや暴力が入り込む余地はないはずです。この2日間で、言葉では伝えられないほどの悪意と敵意が一人の男性に注がれています。これがあとどれだけ続くのか分かりません。前例がないほどメディアとSNSの怒りが押し寄せています」
「私はマルコを擁護するために書いているのではありません。夫は一人でやっていけます。私は夫のそばに立って、精神的な負担を支えるだけです」
「『困難の中にこそチャンスがある(アルベルト・アインシュタイン)』。だから、いつかこういったことを乗り越えられるでしょう。愛を込めて。カルラ」
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