鎌田大地は途中出場
14日に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16ファーストレグでラツィオはバイエルン・ミュンヘンをホームに迎え、1-0で先勝した。
レバークーゼンに0-3で大敗した直後のバイエルンと対戦したラツィオは、予想通り立ち上がりから押し込まれて苦戦した。しかし、GKイヴァン・プロヴェデルの好守やバイエルンのシュート精度不足もあって、0-0で前半を終える。
後半に入って69分、先制したのはラツィオだった。カウンターで一気に攻め込むと、フェリペ・アンデルソンが運んで、チーロ・インモービレがドリブルでペナルティーエリアに侵入。さらに腕でキム・ミンジェと距離をとってぐいぐいと押し込み、右にこぼれたボールをグスタフ・イサクセンが左足でシュートした。この際、バイエルンのダヨ・ウパメカノが遅れ気味に飛び込んでイサクセンの足を踏んでおり、主審は迷わずPKとジャッジ。ウパメカノが退場となった。このPKをインモービレが決めて、ラツィオがリードを奪う。
60分に負傷でエルセイド・ヒサイを失ったラツィオは、先制後にタティ・カステジャノスとペドロを投入した。80分からは鎌田大地もピッチに入ると、最後までバイエルンに枠内シュートを許さず、ラツィオが1-0で勝利を収めた。
インモービレ「この熱量でセリエAも」
決勝点を決めたインモービレは試合後、『Amazon Prime』でコメントを残した。『TMW』が伝えている。
「この試合で自分たちを出せるように準備をしてきた。10%でもチャンスがあるなら、ベストを尽くすし、それを示したかった。みんなに喜びを与えたかった。うまくいってよかったね」
「こういった試合では、大きな満足感が得られるね。カンピオナートでも同じ熱量で臨まなければいけない」
「(試合前にルカ・トーニ、ミロスラフ・クローゼと会ったが、)偉大な点取り屋が集まった。2人は本当に偉大で、もちろん喜んであいさつしにいったよ」
2000年以来の勝利
ラツィオがチャンピオンズリーグの決勝トーナメントで勝ったのは2000年のバレンシア戦(1−0 /ファーストレグ2-5のあとのセカンドレグ)が最後。イタリア勢で最後にバイエルンに勝ったのは2011年のインテル。