ルイス・アルベルトが負傷交代
2日に行われるセリエA第14節のラツィオ対カリアリは、1-0でホームのラツィオが勝利を収めた。サッカー日本代表の鎌田大地は、56分から途中出場している。
先制→数的優位
ラツィオはカンピオナートで苦しんでおり、3試合白星なし。前節は最下位のサレルニターナに敗れる失態を演じ、カリアリ戦でなんとしても勝利を取り戻したいところだった。
ホームのラツィオは好発進。8分、右サイドの裏に出たボールをマヌエル・ラッザリが追いかけると、体を入れたカリアリのパンテリス・ハツィディアコスはファウルが欲しかったのか、軽い対応に。ライン際でボールを奪ったラッザリが折り返し、ペドロが股抜きで決めた。
リードを奪ったラツィオは、数的優位も得る。27分、抜け出したマッテオ・ゲンドゥージを倒したアントワーヌ・マクンブにイエローカード。映像で確認したところ決定機阻止のレッドカードに変わり、カリアリが10人になる。
ラツィオはその後、なかなか決定機をつくれず。マウリツィオ・サッリ監督は2点目を目指して後半のスタートからダニーロ・カタルディを投入。56分にはルイス・アルベルトが筋肉系の負傷で退き、鎌田大地が入った。しかし、10人相手にリードをひろげることができない。
カリアリは終盤にレオナルド・パヴォレッティを投入すると、すぐに決定機が生まれたが、ラツィオはイヴァン・プロヴェデルのスーパーセーブで難をしのぎ、辛うじて逃げ切りに成功。リーグ戦で4試合ぶりの勝利を飾ったが、ホームの観客からはブーイングが起きていた。
鎌田大地の採点
ルイス・アルベルトの負傷により早めの時間から入った鎌田は、終盤にウイングもこなしたが、評価としては可もなく不可もなしといったところ。『スポルトメディアセット』『TMW』『LaLazioSiamoNoi』がそろって6を付けている。
『TMW』は、「ルイス・アルベルトの負傷での途中出場だったが、ミスなく終えた」と寸評。『LaLazioSiamoNoi』は「自身のスペースを取り戻すために再び地位を手にする必要がある」とし、まだアピールしなければいけないと記した。
マン・オブ・ザ・マッチはメディアによって意見が異なるが、プロヴェデル、ペドロ、マヌエル・ラッザリ、パトリックあたりは、どのメディアでも高い評価を受けている。
試合後コメント
ジョヴァンニ・マルトゥシェッロ(ラツィオ・アシスタントコーチ / 記者会見)
試合結果
「こちらにとって有利な展開だった。そうなると無理をせずにペースを落とそうという意識が生まれてしまう。時間が経つにつれて引いて構えてしまった。勝つのは簡単ではないが、プロヴェデルにも助けられたね」
負傷者
「カザーレ、ザッカーニ、ロマニョーリは火曜日には間に合わない。ルイス・アルベルトは明日検査してみないと。まだドクターと話していない」
ブーイング
「ティフォージのブーイングは正しい。10人相手に1-0だから、仕方ないだろう。我々はラツィオであり、常に勝利を目指している。良い試合もあれば、悪い試合もある。人々が楽しむこともあれば、そうでないこともある。今日は勝ち点3を取ったことを楽しむことができるだろう」