ルイス・アルベルト出場停止でベシーノは離脱
サッカー日本代表の鎌田大地は、代表ウィーク明けのサレルニターナ戦が一つのポイントになるかもしれない。
鎌田はシーズン開幕から先発だったものの、最近はベンチスタートが当然に。12日に行われたローマとのローマダービーも先発を外れ、82分からの出場だった。それも、複数の理由が重なって、左ウイングでのプレーとなっている。
だが、次節は本職で先発という可能性が高くなるはずだ。
ラツィオはローマ戦でマティアス・ベシーノが負傷交代。『コッリエレ・デッロ・スポルト』は翌日、肉離れかそれ以上のケガの可能性もあると伝えており、しばらく離脱になる見込みだ。
そうなると、右インサイドハーフはマッテオ・ゲンドゥージか鎌田かの2択と言えるだろう。
右インサイドハーフのポジション争いは、ゲンドゥージが一歩リードしている。ただ、左インサイドハーフのルイス・アルベルトが累積警告で次節出場停止となることが確実だ。
ルイス・アルベルトの出場停止が鎌田に与える影響は大きい。マウリツィオ・サッリ監督は鎌田の出場機会が少ないことについて「ルイス・アルベルトとのバランス」を理由に挙げている。
12日の試合後も同様の発言をしていた。ローマ戦のあとの会見でラツィオ指揮官は、「完全にフィットすれば結果を出せる選手。我々は彼が重要な存在になることを願っている。ただ、残念なことは、ルイス・アルベルトが出場停止となる次のゲームに向けて、鎌田は代表招集があり、合流が遅くなることだ」と語っていた。
ルイス・アルベルトとの攻守のバランスが鎌田を起用できない理由だとすれば、次節は鎌田に出番があるということになるはず。サレルニターナは最下位。前回先発したチャンピオンズリーグのフェイエノールト戦に比べれば主導権を握れるはずのゲームであり、鎌田としてはなんとかして結果を出したい試合になるはずだ。