苦しみながらも1-0、2位に浮上
7日に行われたチャンピオンズリーグ・グループE第4節のラツィオ対フェイエノールトは、1-0でホームのラツィオが勝利を収めた。
エースが一瞬の隙を逃さず
第3節でフェイエノールトにかなり苦しんだラツィオだが、この試合ではまずまずのスタートを見せる。鎌田大地が久々の先発出場となり、前線にはチーロ・インモービレも入った。しかし、時間の経過とともにフェイエノールトがボールを持つ時間が増えて、やはり厳しい展開になった。
それでも、前半終了間際、エースが大仕事をする。高い位置でボール拾うと、フェリペ・アンデルソンがスペースにパス。素早く準備をしていたインモービレが相手ディフェンスラインのギャップを突いて抜け出すと、GKをかわしてゴールネットを揺らした。
最高の形で折り返したラツィオは、後半も耐える展開に。ボールを持って攻め込むフェイエノールトをはね返し続けた。53分には鎌田が退いてマッテオ・ゲンドゥージを投入。その後も交代枠を使っていき、78分までに5つのカードを使い切った。
ラツィオはその後、ルイス・アルベルトが負傷でプレー続行となるアクシデントに見舞われて10人になってしまうが、最後まで耐え抜き、オリンピコで勝ち点3を獲得。グループステージ突破に近づく一勝となった。
ラツィオ選手採点
高評価:チーロ・インモービレ
苦しみながらも勝ちきったラツィオ。『スポルトメディアセット』『TMW』『LaLazioSiamoNoi』は、全体的に高評価を付けている。
中でも高く評価されているのはチーロ・インモービレだ。決勝点を決めた大エースは、このゴールでラツィオでの200ゴールを達成している。今季は風当たりも強かった中で大きなゴールを決めて、再びヒーローとなった。
インモービレに対して『スポルトメディアセット』と『TMW』は7を付けた。ラツィオ専門メディアの『LaLazioSiamoNoi』にいたっては8の高評価。「2000000000。200。分かる? 200だ!2・0・0!拍手!」と興奮気味で、もはや寸評なのかも分からない状態だ。
そのほかではファインセーブでチームを救ったイヴァン・プロヴェデルなどに高い採点が付いた。
低評価:鎌田大地
一方で最低評価は鎌田大地と言わざるを得ない状況だ。『TMW』『LaLazioSiamoNoi』でチーム単独最低点の5.5。『スポルトメディアセット』では6が付いている。こちらは先発メンバーではマヌエル・ラッザリと並んでのワーストタイだ。
『LaLazioSiamoNoi』は「1カ月以上先発のチャンスを待っていた。最後の先発はセルティックパークでのセルティック戦だった。良いスタートを切ったが、ミスが多すぎた。時間の経過とともに苦しんだ」と綴った。
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたインモービレ
グループEの順位
チャンピオンズリーグ2勝目のラツィオは勝ち点を7として2位に浮上。勝ち点1差でアトレティコ・マドリーが首位という状況だ。フェイエノールトが勝ち点6で首位から3位に転落。アトレティコ・マドリーに敗れたセルティックは勝ち点1で最下位のまま変わらず。