鎌田大地は出場せず、上田綺世は終盤のみ
25日に行われたチャンピオンズリーグ・グループE第3節のフェイエノールト対ラツィオは、アウェーのラツィオが1-3で敗れた。
サンティアゴ・ヒメネスを止められず
立ち上がりからラツィオは劣勢だった。フェイエノールトのハイプレスに苦しんで開始10分に最初の決定機を与える。サンティアゴ・ヒメネスのヘディングがわずかに外れて助かった。
その後は試合が少し落ち着くも、主導権はフェイエノールト。ラツィオは31分、ニコロ・カザーレのパスがインターセプトされたところからショートカウンターを浴びると、最後はカザーレを支点にヒメネスに反転シュートを許して先制された。
前半アディショナルタイムにはラミズ・ゼルキに追加点を許し、ラツィオにとっては最悪の形で折り返した。
後半に入ってラツィオが少し良くなるが、前がかりになった74分にヒメネスにこの日2点目を許して0-3。83分にペドロのPKで1点を返したが、勝敗には影響せず、試合は1-3で終了した。
ラツィオの選手採点
この日のラツィオは、全体的に低評価だった。『スポルトメディアセット』は先発メンバーの中でイヴァン・プロヴェデルとマッティア・ザッカーニのみに6を付け、『TMW』はプロヴェデルのみ。『LaLazioSiamoNoi』は1人もいなかった。
一方で途中出場の選手には好印象で『LaLazioSiamoNoi』はタティ・カステジャノスとペドロに6.5を付けている。
特に評価が低いのは、ニコロ・カザーレとチーロ・インモービレといったあたり。カザーレは上記3メディアそろって4点台。インモービレは4点台が2つで、『スポルトメディアセット』は5としている。
カザーレについて『LaLazioSiamoNoi』は「悪夢の夜。ヒメネスに精神科送りにされた。VARで幻となったフェイエノールトの1点目も彼が関与した」と、特に酷評した。
サッリは前半に失望
ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は試合後、『スカイ』で次のようにコメントした。
「我々の前半は怯えていた。相手のアグレッシブさに気圧されていた。もっとパーソナリティーを持って挑めると期待していたのだが。これからホームで2試合ある。それを最大限に活かしたい」
「今日の姿勢のままならどうしようもない。我々は崖っぷちにいる。101%を出し切って生き残るか、脱落するかのどちらかだ」
グループEの順位
同日のもう1試合、セルティック対アトレティコ・マドリーは、古橋亨梧のゴールもあり、2-2の引き分けに終わっている。この結果、勝ち点6のフェイエノールトが首位。勝ち点1差でアトレティコ・マドリーが2位、さらに1差でラツィオが続き、セルティックが最下位となっている。