相次ぐ非難で気持ちに揺らぎ
ラツィオのチーロ・インモービレは、移籍を検討しているのかもしれない。『メッサジェーロ』のインタビューで現状について話した。
すでにラツィオのレジェンドであるインモービレだが、最近はなかなか調子が上がらず、今季はチームの低調もあって非難の的になっている。
インモービレは夏にサウジアラビアから高額オファーがあったものの、ラツィオへの愛情を貫いている。ただ、今は状況が違うようだ。
夏の決断
「夏にいくつかオファーがあった。でもチャンピオンズリーグとイタリア代表のことを考えた結果、残ることを選んだ。セリエAでこのようなスタートになったあとで自分に聞いたよ。特に批判されたあとはね。幸いみんなってわけじゃないけど、姿勢なんかは全く見ずに成績だけを突きつけてくる人もいる。それは僕を傷つけたし、気持ちは揺れるね」
7月とは違う
「今はもう7月と同じ気持ちじゃない。ラツィオでキャリアを終える? いまはイエスともノーとも言える。どっちにしてもすぐには答えられない。家族と一緒に決めないといけないことだしね。同時にコンディションを整えて、ピッチでできる限りのことをする。そうしたときにこそ正しい決断ができるだろう」
「いまは悪い時期でケガもしているから、すぐに言うならノーだろう。でも20ゴール決めていたらイエスって言っているだろうね。その瞬間で左右される決断は良くない」
「確かに少し前まではここでキャリアを終える確信があったけど、いまはそれが揺らいでいる。1月や6月に何が起こるかは分からないね」
ラツィオ愛は変わらず
「僕の未来は間違いないなくラツィオにある。ただ、どういう役割があるかは分からない。会長が何かを見つけてくれると思うよ。会長は僕がラツィオでやったことに疑問を持ったことがない。そして何より、僕はラツィオを愛している。愛情が深いほど、傷つきやすくなるものさ」