カステジャノスが救世主になるか
8日に行われたセリエA第8節のラツィオ対アタランタは、3-2でホームのラツィオが勝利を収めた。
サッカー日本代表の鎌田大地がベンチスタートとなったラツィオは、エースのチーロ・インモービレが負傷で不在。タティ・カステジャノスが先発した。
カンピオナートで不振が続くラツィオだが、立ち上がりは最高で、5分にCKの混戦からシャルル・デ・ケテラールのオウンゴールで先制すると、11分にはGKイヴァン・プロヴェデルを起点とした華麗な速攻を披露。フェリペ・アンデルソンのクロスにカステジャノスが合わせて2-0とした。
しかし、その後はアタランタが挽回する。33分にエデルソンのゴールで1点を返すと、63分にはセアド・コラシナツが同点弾を決めた。
悪い展開になったラツィオは、64分に鎌田大地を投入するなどして諦めない姿勢を見せると、83分に途中出場のマティアス・ベシーノがルイス・アルベルトの折り返しに2列目から飛び込んで勝ち越しゴールを決めた。
ラツィオは公式戦直近4試合で3勝目。ミランに敗れたとはいえ、調子は上向きと言えそうだ。
鎌田大地の採点
イタリアメディアの鎌田の採点は、『スポルトメディアセット』『TMW』『LaLazioSiamoNoi』の3メディアがそろって6を付けている。決して低評価ではないものの、全体的に高評価が目立っているため、ラツィオで最低タイ、もしくは下から2番目という位置づけだ。『TMW』は「何度かゴールを狙ったが実らず」とし、『LaLazioSiamoNoi』は「ラスト16メートルにおけるシュートが不足」とした。
ラツィオ全体では勝ち越しゴールのベシーノとカステジャノスへの評価が高い。特にカステジャノスはインモービレが不振続きで批判されていることもあり、期待値は高まっている様子だ。