サッリ監督は補強に不満も
ラツィオは一枚岩なのだろうか。クラウディオ・ロティート会長は、チームの戦力が十分だと主張している。
2022/23シーズンのセリエAで2位になったラツィオは、ここまで2勝1分け4敗で16位と出遅れている。マウリツィオ・サッリ監督は補強のおくれがチームづくりのおくれにつながったと主張しているものの、ロティート会長は納得していない様子。『メッサジェーロ』で次のように語った。
「ビッグクラブとのギャップはない。ラツィオは昨季、その価値を順位で示した。それに、ミラン戦の前半はニコロ・ロヴェッラとバレンティン・カステジャノスがピッチ上でベストの選手と言えるプレーをしていた」
「メルカートも素晴らしかった。世界中どのクラブでも、決定するのはディレクターたちだ。そして、今起きていることとメルカートは関係ない」
「残念ながら、今のところ個々のミスや不運なエピソードがこちらの不利に働いている。その状況を打破するには結束が必要だ。監督側にもね」